FK-12の搭載エンジンロータックス912sのクーリングダクトを製作しました。
このロータックス、小型レシプロ航空機エンジンでもチョット変わっています。
レシプロ航空機用エンジンは基本的には空冷なんです。
なにせ飛んでいれば上空の冷えた空気は使い放題!!
ところが、このエンジン、結構ややこしい事してます。
シリンダーは空冷
ヘッドは水冷
ドライサンプ&OILクーラー付き
スペック見てると昔のポルシェのCカーみたい(笑)
今回、シリンダーの空冷部分のダクトを作りました。
基本的にエンジンメーカー側でシュラウド(導風ダクト)はエンジンに取り付けられてきてますが、
機体のカウリングとは向きが全く合いません
マニュアルを読むと、、、
「切り取って付けてね♪ 余計な穴は塞いでね!!」だと、、、
はいはい、、、頑張って取り付けますよぉ~
タミヤとか京商の組み立てKitの細やかな心使いは匠の技ですよね、、、
アンダーカウルにダクトを当てながら、エンジン側ダクトの不要な部分
を大まかに切り取り
位置決めしてカットラインをマジックで引いて、、
ゴリゴリ、、、
ペーパーで当りを取りながらフィッティングを追い込んで、、、
タルクをポリエステル樹脂で練ったパテを使って仮止め&表面成形
滑らかな表面を作ったらFRPマット&クロスをライニング
次に切り落として大穴が開いた部分を塞ぎます。
FRP板から蓋になるパーツを切り出して、位置を合せながら綺麗に成形します
コレを接着するのですが、、、
クランプが掛けられない状況なので、必殺技を繰り出します。
「急速硬化エポキシ接着剤!!」
もちろんそんな接着剤は売ってません(笑)
普通の45分硬化のエポキシ接着剤を急速に硬化させちゃいます。
作り方は簡単
エポキシ接着剤を練り板に出して、、、
ヒートガン(ドライヤー)で粘度が下がってトロトロになる程度まで暖めて
よーく練っていると、、、、
数分経つと急速に粘度が増すので、一気に対象物に塗って接着!!
硬化が始まったら1分も弄れませんよぉ~(笑)
5分も経てばヤスリで削れるほどの硬度になります。
押さえながら接着したり、垂直面に接着する時には使える技です。
注意するのは、硬化スピード
テレビなんか見ながら練ってると間に合いませんよ~(笑)
コレで上下2枚で穴を塞ぎ、
面を整えて、
FRPマット&クロスでライニング
絡まったところで全体にペーパーを掛けてバリ取り&面出しで、、
完成!!
ナカナカイイ感じのRを描いてます♪
塗装して仕上げですね
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