FK-12 エアダクト取り付け!!

FK-12の搭載エンジンロータックス912sのクーリングダクトを製作しました。
このロータックス、小型レシプロ航空機エンジンでもチョット変わっています。
レシプロ航空機用エンジンは基本的には空冷なんです。
なにせ飛んでいれば上空の冷えた空気は使い放題!! 

ところが、このエンジン、結構ややこしい事してます。
シリンダーは空冷
ヘッドは水冷
ドライサンプ&OILクーラー付き
スペック見てると昔のポルシェのCカーみたい(笑)

今回、シリンダーの空冷部分のダクトを作りました。
基本的にエンジンメーカー側でシュラウド(導風ダクト)はエンジンに取り付けられてきてますが、

HI3C0310
HI3C0310

機体のカウリングとは向きが全く合いません
マニュアルを読むと、、、
「切り取って付けてね♪ 余計な穴は塞いでね!!」だと、、、
はいはい、、、頑張って取り付けますよぉ~

タミヤとか京商の組み立てKitの細やかな心使いは匠の技ですよね、、、

アンダーカウルにダクトを当てながら、エンジン側ダクトの不要な部分
を大まかに切り取り

HI3C0311
HI3C0311

HI3C0313
HI3C0313

位置決めしてカットラインをマジックで引いて、、

HI3C0314
HI3C0314

ゴリゴリ、、、

ペーパーで当りを取りながらフィッティングを追い込んで、、、

HI3C0316
HI3C0316

タルクをポリエステル樹脂で練ったパテを使って仮止め&表面成形

HI3C0317
HI3C0317

滑らかな表面を作ったらFRPマット&クロスをライニング

HI3C0320
HI3C0320

次に切り落として大穴が開いた部分を塞ぎます。

HI3C0323
HI3C0323

FRP板から蓋になるパーツを切り出して、位置を合せながら綺麗に成形します

HI3C0326
HI3C0326

コレを接着するのですが、、、
クランプが掛けられない状況なので、必殺技を繰り出します。
「急速硬化エポキシ接着剤!!」
もちろんそんな接着剤は売ってません(笑)
普通の45分硬化のエポキシ接着剤を急速に硬化させちゃいます。

作り方は簡単
エポキシ接着剤を練り板に出して、、、

HI3C0328
HI3C0328

ヒートガン(ドライヤー)で粘度が下がってトロトロになる程度まで暖めて

HI3C0329
HI3C0329

よーく練っていると、、、、

HI3C0330
HI3C0330

数分経つと急速に粘度が増すので、一気に対象物に塗って接着!!
硬化が始まったら1分も弄れませんよぉ~(笑)
5分も経てばヤスリで削れるほどの硬度になります。
押さえながら接着したり、垂直面に接着する時には使える技です。

注意するのは、硬化スピード
テレビなんか見ながら練ってると間に合いませんよ~(笑)

コレで上下2枚で穴を塞ぎ、

HI3C0327
HI3C0327

HI3C0331
HI3C0331

面を整えて、

HI3C0332
HI3C0332

FRPマット&クロスでライニング

HI3C0333
HI3C0333

絡まったところで全体にペーパーを掛けてバリ取り&面出しで、、
完成!!

HI3C0334
HI3C0334

HI3C0335
HI3C0335

ナカナカイイ感じのRを描いてます♪
塗装して仕上げですね

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