トルンへの帰還、ポーランド選手権、エアショーを経て
ようやく2018年のトレーニングが始まりました。
航空券を取ってからポーランド選手権の日程が前倒し変更になる
「マジっすか!?」級のドタバタから始まった今年の遠征
ようやくまとまった練習が出来ます。
天候も回復傾向に入って「良い天気の週」なので、しばらくは毎日練習できそうです。
風は相変わらず北西から西よりの風で強く10m近く吹いているので
競技空域内(BOX)での位置調整が難しいです。
とりあえず今日は先日のポーランド選手権の復習もかねてFerrKnownを飛べるようになるまで練習
このシーケンスは少々問題があって
組み合わせに失敗していて、「高速&高gフィギュア」が多くてエネルギー損失が大きく
シーケンス全てを飛ぶのは高性能なSwiftを使っても非常に難しい
複座のFOXなんかで飛ぶと最後の3つ位は高度がなくなって殆んど不可能
揚力は速度に2乗に比例しますが
抗力(空気抵抗)も同じく速度の2乗に比例しますし
発生させる揚力が大きければ、同時に発生する抗力(空気抵抗)も大きくなります。
グライダーアクロでエネルギー(高度)不足になる場合はとにかく出来る限り速度を下げて飛ぶことが重要で
高速でブッ飛ばして、高gガンガン掛けて飛ぶと見た目派手だけど
あっという間にエネルギーを失いシーケンスを飛びきれなくなります。
特にUnlimitedでは大きなエネルギー損失を伴うフィギュアが多いので
できるだけ多くのエネルギーを競技空域(BOX)に持ち込むために
曳航機から離脱直後の1350mからダイブして可能な限り高速でBOX上限の1200mからスタートします。
今日は5回練習してどうにかシーケンスを飛びきれるようになりましたが
1400mからスタートして、シーケンス中の最低高度は300mで
高度1100m分のエネルギーを使っているので
「1200mスタートで200mが下限高度 高度1000m分のエネルギー」の実戦ではOUT
やはりこのFreeknownは「ほぼ不可能」って結論になります。
(もうちょっと練習してエネルギーを削れば入るかもしれないけど、実戦で使うにはリスクが高すぎます)
シーケンスの見直しが必要です。
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