初シーケンス

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今までは科目単品でのトレーニングでしたが
今回のフライトは今まで習った科目を組み立てた「シーケンス」を飛びました

新しい科目「ハンマーヘッド」も織り込みます
「ハンマーヘッド」
開始速度200~230
ピッチ90°垂直上昇姿勢へ引き起こし
A/S 100kmを切るタイミングで右(左)フルラダー
機首を右(左)に落として垂直降下
任意の速度で水平姿勢へ引き起こし

上手く垂直上昇頂点で機首を落す為に、
水平姿勢から機首を落とす方向へ右(左)弱バンク
5度ほど機首を落す方向にバンクを取り、ピッチ90°引き起こし後にカウンターラダーで垂直姿勢を確立
僅かに横に滑らせながら昇るのがコツらしいです

更にスナップロールを前席で体験
45°Downlineで140km/hに加速
右(左)フルラダーと同時に右(左)弱エルロン、エレベーターUP
ラダー操作での外滑りとVA以下での急激な引き起こしで臨界迎え角を越えさせて、
旋転内側の翼の気流を強引に引き剥がし水平方向でスピンに持ち込みます
270°ほど旋転したところでフルカウンターラダーろエレベーターを緩めて自転を止めてリカバリー

今まで教わった科目に、新しい2科目を追加して作った練習用シーケンスがコレ、、、
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教官に見せると、、、「結構難しいよコレ、、、」

やっちまったのか、、、俺、、、

「とりあえず組み立てた通り飛んでみよう!!」ってコトで1200m上空へ

スピン
エントリーから270°までは形にはなっていると思うけど、リカバリーのラダーが重く操作に手間取っているような雰囲気
これで良いのか?

右エルロンロール、
今回は先週のピッチUPグダグダロールを教訓にピッチUPを掛けずにロールに入る
背面姿勢で沈まないようにエレベーターDownを入れてみるが、タイミングと操舵速度が悪いらしい
結果沈み、且つヘディングがズレる
前方目標を確実に捕らえてからロールに入ること

インメルマンターン
開始速度が不足気味(240km/hほど?)でエネルギー不足、
最初からエルロンロールのヘディング誤差と水平姿勢が確立しておらず斜めに昇る
結果、1/2ロールで水平姿勢に戻したら軸から60度は曲がって飛び出す、、、、
ダメっぷりに軽く凹みながらヘディングを戻す、

45度Down Lineからのスナップロールのデモ
何度か梶さんの後席で見てきた科目だけど、改めて前席で見る、
一気に必要舵角に持ち込みエルロンロールより高レートでロールする
操舵量を確立してのタイミング勝負っぽい科目、
速すぎて旋転角度を認識するのが難しそう、、、

ループ
コレで3度目のループを含んだ飛行だが、4G確立が甘くなり頂点が潰れた、
先週は上手く出来て今回失敗は意識的に4Gを掛けていないから、
慣れが悪い方向に出る

1/2リバースキューバンエイト
結論から書くと完全に失敗、
45°UP Lineが確立、確認しないままエレベーターUPが残った状態で1/2ロールに入りヘディングがスッ飛ぶ
背面後も45°ラインは当然描けず、速度→高度のエネルギートレードが上手くいかない
何とか120km/hから1/2ループで水平姿勢に戻るが、、、
「ココはドコ?僕の滑走路はドコにある?」
滑走路から半径1km以内でロスポジ、、、orz
完全に迷走した挙句にスプリットSに近い怪しい動きになっていたみたい

左エルロンロール
今まで右ばかり回っていたので左も練習
ヘディングはソコソコ守れたが大沈み、、、
操舵イメージ(エレベーターDown)が根本的に違うかも
背面のタイミングで「チョン!!」と短時間で入れるのかな?

ハンマーヘッド
最初なので教官と一緒に操作、
姿勢の確認と100km/h切りのタイミングでフルラダー
ラダーが効く間に慣性を使って回り込むイメージを掴む

最後に余った高度でループ
ボロボロのシーケンスの中で比較的まともに出来た、、、のか?

とにかく全般的にシーケンスを意識しすぎて、次を急ぎ科目として確立できない
科目開始前の水平姿勢とヘディングを確立、一つ一つの操作と姿勢を確実に行わないと誤差に誤差が重なり科目として成り立たない

自他共に良いところ無しのダメダメシーケンス、
「得られた反省点は多かった」として
練習用シーケンスをもう一度見直して、次回のフライトに活かします!!
急に難しくなった気がするなぁ、、、


新たな飛び方を学ぶ

日曜日はよく晴れて風も穏やか、
大気状態は静穏で上昇気流は期待薄、ソアリングパイロットはお茶のみモード

高性能ソアリング機もあまり遠くには行かず頻繁に降りてきます

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ですが、、、

最高のアクロ日和でした♪

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搭乗順番は後の方を選ぶので先ずは見学、
アクロを教わっている女性教官のデモフライト、

良い音で風が鳴いてます

今回はループ&ロールに加えてaccidental spin(予期せぬスピン)体験と
新たに180°方向転換の「1/2リバースキューバンエイト」「インメルマンターン」を加えてトレーニング
これでBOX内での方向転換も科目として組み込めるので曲技開始から終了まで一連の流れとして組み立てが出来ます。

フライト前のブリーフィングで科目のプロシジャーと開始速度、姿勢変化のイメージを確認

今回のスピンは曲技科目としてではなく、異常操作からの予期せぬスピンの体験です

「accidental spin」

開始速度120km/h
右(左)バンク15°緩旋回
右ラダーを大きく踏み込み内滑り旋回
内滑り旋回になるとバンクが深くなり機首が下がるので左(右)エルロン&エレベーターUPで姿勢を維持
急激に右への自転降下が起こりスピンに陥る

スピンからの回復は自転方向とは逆フルラダー
エレベーターを緩め迎え角を減らす
自転停止と速度増加を確認して水平姿勢へ引き起こし

方向転換の科目として
「インメルマンターン」
開始速度 240km/h
4G引き起こしで1/2ループ
ピッチ180°速度140km/h背面姿勢 -1G
右(左)1/2ロールで水平姿勢

「1/2リバース キューバンエイト」
開始速度 240km/h
ピッチUP 45°UPline
右(左)1/2ロールで背面姿勢 -1G
背面姿勢 45°UPlineで上昇
速度110km/h
エレベーターUP ハーフループ 4G引き起こし
210km/h水平姿勢

機体に乗り込み離陸までの間でイメージ作り、1600に離陸、 曳航機に引かれて夕焼けの1200mへ

最初のAccidental Spin
は驚きでした、、、
浅いバンクの旋回姿勢からラダーを入れて内滑り
この姿勢からカウンターエルロンを入れつつエレベーターUP
ろくにエレベーターを引かない(半分位?)
バフェット無しで吸い込まれるように自転降下
270°回ったところでカウンターラダー&エレベーターdown

ココから先は曲技科目の練習、
自転を止めて垂直降下で210kmまで加速
スパッと水平姿勢へ引き起こし

続けて水平姿勢からループ
3回目のフライトでだいぶ安定、良い感じで気分よく弧を描き駆け上がる

エルロンロール
今回は背面姿勢でわずかにエレベーターdownを入れてみたら、、、
ダメでした(笑)

原因は最初のピッチUPが大きく、速度エネルギーロスが大きくロールレートが下がり
沈下しながらのグダグダロール、、、

グダグダロールで失われた速度を軽くダイブして高度から速度へトレード
240km/hから1/2リバースキューバンエイトへ

45°の角度で上昇
1/2エルロンロールで背面姿勢へ
上下逆さまの背面上昇で駆け上がり
110km/hから5/8ループ
210km/hで水平姿勢
要は開始速度と45°UPlineを決めれば1/2ロールと5/8ループの組み合わせ

機体の進路が180°反転したのでループとエルロンロールを練習して
次の方向転換科目のインメルマンターン

230km/hから4G引き起こし
1/2ループで140km/h-1G背面飛行
背面-1G確立と同時に1/2ロールで水平姿勢へ

少しずつですが3次元の動きに頭と体が慣れてきたみたいです。
新たな発見と反省を空から持ち帰り離脱後5分程で着陸

方向転換科目が出来ると全体の流れを作れるからトレーニングの幅が広がります♪

と、同時に出てきた新しい課題

科目の中で軸がズレると、どんどん誤差が貯まってあらぬ方向に飛んで行く、、、

前の科目終了速度が次の科目開始速度になるので速度管理さらに重要に、
10km/h足りないだけで、科目の繋ぎ部分で変な加速降下が入って微妙な時間が流れます、、、

曲技シーケンスは全ての科目が繋がっていて、予定調和で成り立っている事を改めて感じました。

練習用シーケンスを組み立てて、科目の順番と速度管理を完全に覚えてからフライトしないとトレーニング効率が落ちるってコトですね、、、
次回の目標は
曲技科目としてのスピンとロールを完成させる事
科目のつなぎの速度管理を良くする事
お昼休みの会議室での毎日のイメージフライトで勝負です!!


E36 M3 MT&FD OIL交換

長期間放置状態だった駆動系OILを交換しました♪

今までは両方ともBMW純正OIL
社外のMT油は数種類試しましたが、

「冷えてると入らない」

もしくは。

「暖まると入らない」

の両極端
余り良い感触が得られなかったので純正OILでした 続きを読む E36 M3 MT&FD OIL交換


FOXでアクロトレーニング

日曜日は先週に引き続き曲技飛行のトレーニング
前回のフライトでの教官からの指摘事項&自己反省に梶さんから受けたアドバイスを織り込んで
プロシジャーを再構築
イメージフライトを繰り返し、課題のループの完成を目指します。
前回のループは4G継続が出来ず垂直方向に飛びエネルギーロスで失敗したので、
「ビビってエレベーターUPを緩めず4Gをキッチリ掛けて回る」のが狙いです(笑)

スケジュール通り0900から機体組み立て、
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1000のブリーフィングの後にフライト開始
今日はスモークシステムを搭載しての曲技飛行のテストが先行です。

翼端にスモーク(発煙筒)を固定するブラケットを取り付けてイグナイターに接続
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12Vを流すと発煙筒に点火して煙モクモクです。

梶さんが追加飛行規程を読みながら絶句、、、
「これって出来る科目がほとんど無い!!」

速度限界はVA(設計運動速度)214km/h
制限荷重倍数は5G

確かに速度エネルギーが制限されるのは厳しいですね、、、

で、、、条件縛りのフライトですが


十分スゴいぞ、、、
風切り音を響かせてのアクロバティックはグライダーならでは♪
パワーの無いグライダーでナイフエッジバスはエネルギー減衰が大きいから難しそう

スモークテストの後に、いよいよタイラップの搭乗順♪
1200m上空から科目開始
45°Downlineで一気に加速
水平姿勢から引き起こし、Gメーターをチラ見して4Gを確認、そのまま持続、、、、
速度エネルギー高度に変換しながらループ頂点への円弧を駆け上がり、頂点手間から自然にGが抜けてきて孤を描く
綺麗に回っているイメージと感覚が一致してきます。
垂直降下からGを掛けて引き起こし210km/hで直線滑空へ

今回は頂点で潰れずにイメージ通りに成功♪
感覚を固める為に間隔を空けずにループを連発!!

続けてエルロンロール
教官にデモを見せて貰っていざ挑戦!!
開始速度200km/h
わずかにエレベーターUPで10°程機首上げ
一気に右(左)に操縦幹を押し込みフルエルロン
グライダーとは思えないロールレートでひゅん♪と回ります。

今回でループの良いイメージが出来ました。
開始速度とGにビビらずキッチリ引き起こしてGを管理して円を描く事が重要です。
今までのフライトじゃ絶対に持ち込まない機体姿勢に体がアラームを鳴らして強張るのは、しょうがないのかなぁ、、、
次回はループとロールで科目を組み立てて飛んでみます♪

次に、梶さんの後席で2011年のアドバンスドのシーケンスを見せて頂きました。
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競技フライトは違います、、、
ジャッジにアピールするためにメリハリを作るための鋭い姿勢変換
+6G -5Gは強烈

後席に乗せて貰うのはすごく勉強になります。
アドバンスドシーケンスの全体の流れと内容を体感
科目のイメージを掴める(自分で飛ぶ前に体感できるのは、かなり助かります)
垂直姿勢を確認したり ループ頂点の速度を見たり
得る物は非常に多いです。

が、、、

体が慣れてきたのか前回よりは楽になりましたが
背面系はまだまだ苦手、、、
-G耐性を付けるのに良い方法ないかな?
毎日逆立ちしながらご飯でも食べたら強くなれるかな?(笑)

今回驚いたのが3回連続でシーケンスを飛んで科目終了高度の誤差が10m以下
速度とGの管理精度が高いって事になります、
シーケンス内の速度を不用意に変えれば抗力(空気抵抗)が速度の2乗で変化、(もちろん高速になるほど大)
機体に掛かるGは翼が生む揚力によって発生するので、AOA(迎角)変化に伴う抗力に直結(高G=高揚力=高抗力)
かなりの再現性が出ている「予定調和」のフライトって事になります。

集中力を高め僅か数分に全ての技量を収束させ、限られたエネルギーを効率良く使い自由に空を舞う
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グライダーアクロバティックに限らず、全ての乗り物の「操る歓び」とは、「技量を高め、頭に描いたイメージを高精度で具現化させる事」だと思います。

地上運搬中の1コマ、、、
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リードを付けて散歩してるみたい
「こっちに来なさい!!」って聞こえてきそう
この赤狐、簡単には言うこと聞かないんでしょうか(笑)


平日夜のツーリング

木曜の仕事明け、気になっていたタイヤの空気圧を調整、

調子を見るために小田原厚木道路を西に
高速での転がり感と横剛性の変化を確認です。

小田原厚木道路は特定の高速コーナーでかなり深いアンジュレーションがあってロールが安定した辺りで更に荷重変化を伴います。
今までは、このポイントでヨー変化が出て修正舵を入れていましたが、調整後は修正も減り好印象
転がり感もより真円度が出て軽いフィーリング
続きを読む 平日夜のツーリング


すこしずつ挑戦してみよう