E36 M3 フロントサスペンション再設定変更

サスペンションの固有振動数計算で気になっていたフロントとリアの固有振動数の差

サスペンションの本を読んで調べると、
その車両の基準値の比率を崩さずに希望の固有振動数に揃える
もしくは、前後で固有振動数の差が大きくならないように配慮するのが基本なので

リアスプリング18.35kgf/mm、固有振動数2.33Hzを基準としてのフロントスプリングレートは
8.39kgf/mm

現状は10kg/mm 固有振動数2.53Hzで少々硬いようです。 続きを読む E36 M3 フロントサスペンション再設定変更


曲技トレーニング11,12回目

今回の曲技トレーニングはadvanceの科目を意識したシーケンスを組みました。
梶さんの後席でのシーケンスは初めてです。
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飛べば飛ぶほど難しく感じて、上達している感覚がありません(笑)

1. スピン
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スピンエントリーでエレベーターを引き過ぎ 両翼剥離(普通の失速)に入ってからラダーを入れる
両翼剥離状態での超外滑り旋回、科目として成り立っていない
シーケンス最初の科目からコケる、
なにやってんだ、、、

2. インメルマンターン
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250km/hからエントリー なかなか上手く出来たと思うけど 最後の1/2ロールで沈みラインが出せず

3. 45°ダウンライン
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角度の認識と保持が甘く、角度が浅い 角度を決めた後にジワジワラインが変わってしまう

4. 5/8ループから背面45°ライン 背面レベルオフ
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水平を確立してからエントリーする事、
エントリーから5/8ループは良い感じ、背面45°ラインは角度浅い
背面状態でのピッチが確立出来ないので速度が安定しない
姿勢安定は前回よりはマシ程度、まだまだ自由にはならない

5. 背面旋回180°
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バンクが安定せず旋回率が変わる 旋回角度の認識が甘い135°旋回でロールアウト
背面での地上目標の見え方がイメージできていない、

6. 背面45°アップラインからシャーク トゥース
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苦手な背面引き起こしだか次第に体が慣れてきている
45°アップライン角度浅い
垂直降下に入ったところでヘディングのズレに気付くが後の祭り 30°程ズレて出てくる
確実に”0”点だね、、、

7.チャイニーズループ
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250km/hからの5Gエントリーは描けるが頂点のエルロンロールでエネルギー不足になり垂直降下
ロール開始の姿勢は良かったが、1/2ロールに至るまででエネルギーロスしている

8.ハンマーヘッド
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250kmからのエントリー
90°アップラインの姿勢を作った後にジワジワと姿勢が変わっていく
ラダーを入れる時には弱背面寄り(100°位)になり反転が上手くいかない

9.右エルロンロール
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200km/hからのエントリー
やはりロール後半にかけてピッチが下がりラインが沈む

10.45°アップライン
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特に角度を意識しながら姿勢を作ったので良かったとは思うが、
地上のジャッジには浅く見えた、、、

11.ループ
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シーケンスが終わった後の残り高度でオマケ練習低い高度でのループなので頂点からの引き起こしが無意識に強くてなる
引き起こし過ぎは剥離からスナップする危険があるので要注意
速度管理が出来ていればこんなミスはしないはず

シーケンス全般的に見た傾向としては、

①45°のライン精度が悪く浅くなる傾向
②ラインを確立した後に舵(エレベーター)が残りラインから離れて行く
③スピードコントロール精度が悪い 科目の出口で次の科目のエントリースピードに合わせるように組み立てるが、引き起こしのリードの読みが悪く狙った速度を超過する
④背面旋回での旋回角の認識がまだまだ

つまり姿勢認識が悪く機体を制御しきれていない、
要は姿勢(フライトパス)のズレに気付くのが遅いから操作遅れてになって後手を踏んでいる、
認知、判断、操作が反射的に出来ていない、または遅い

⑤何となく今までエルロンロールに苦手意識を持ったいたが、今回のフライトでエルロンロールに問題がある事が明確になった

具体的には不要なエレベーター操作でヘディングが変わり、ラインも下がる
速度の少ない状態でのロールほど顕著に現れるのでラインを維持するためのラダー&エレベーターのコーディネーションが出来ていない事になる

今までのトレーニングで
「僅かにピッチアップしてフルエルロン」
「フルエルロンで入り背面で一瞬エレベーターダウン」
の2種類のエルロンロールの方法を教った。

前者はピッチアップでのライン誤差を負い、エルロンのみでロールして
ロール中のエレベーター操作によるヘディング誤差を排除する飛び方

後者はヘディング誤差のリスクを取り
ロール中にエレベーター操作を行い積極的にラインを保つ飛び方

どちらにしても必要な操作とタイミングを確立させて練習すれば必ず出来る
前向きに考えれば、シーケンス全般で足を引っ張っている科目なので習得すれば間違いなく眼からウロコのブレイクスルーが来る!!

苦手科目から「軸の通ったエルロンロール」になるまで研究と練習ですね、、、


E36 M3 リアスプリング設定変更

次期スプリングが決定したので交換です。

設定変更で次の問題は車高調整
E36のリアサスペンションはスプリング別置きなのでスプリング自由長が厳しくなります。

ジャッキUPしてスプリングを取り外してスプリング交換と構成部品を変更 続きを読む E36 M3 リアスプリング設定変更


適切なスプリングの選定方法を考える ① バネ上重量と固有振動数

前回のフロント設定変更の際に感じたリアサスペンションのレート不足によるロールオーバーステア傾向
フロント設定変更前にも同じ傾向にはあったのですが、パワーONでの旋回力の足しに使える程度だったので
「パワースライド遊び=楽しさ」で良しとしていましたが

設定変更でプリロードによる伸び縮みストロークの適正化(縮みストローク増し)
によりフロントの旋回力が増加した事によりロールオーバーステア傾向がより顕著になりました。 続きを読む 適切なスプリングの選定方法を考える ① バネ上重量と固有振動数


僕に足りないのは姿勢認識能力

19日の曲技トレーニング
今回は伯父もトレーニングに参加
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チャンスを捕まえてはビッツやエクストラに同乗していた程のアクロ好き(笑)
60歳の還暦練習生はFOXから何を学ひ吸収するか、非常に楽しみです。
オマケに整備のN西さんとは20年近い旧友だそうで、本人の居ない場所で両人の武勇伝が楽しめちゃいます。

早速、梶さんの後席に乗り込み初FOX

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最初はネガティブ(背面系)が少ないフリーシーケンスを飛ぶと、、、

ケロッとして「すげぇ~!!グライダーのイメージが変わったぞっ♪」
はしゃいでます、、、
さっきまで「体力が持つか心配だなぁ」なんて言ってたのに(笑)

2回目はネガティブ系が入ったアンノウン
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「流石にキマっちゃうかなぁ~」
なんて思って送り出したけど、、、

ぜんぜん平気、、、
なんで? +6G -4Gは掛かってるんだけどなぁ、、、

還暦ヲヤジに負けたような気がして、急に自分が弱虫に思えてきた、、、orz

気を取り直して自分のトレーニングは
前回に続いて「背面飛行」
前回のフライトから、イメージトレーニングとシュミレーターを組み合わせて基本的な操舵を体に覚えさせてきたので、
実機でのフライトが楽しみです。

梶さんの後席に乗り込み1450mへ
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割り勘フライトなので800mまでが僕のフライト
軽いダイブで160kmに加速
右1/2エルロンロールで背面飛行へ

前回のフライトに比べて操作が判らす遅れる事が少なくなっているので、だいぶ「操って」いますが、
背面姿勢でのピッチ、ロールの認識が悪く速度、バンクの安定がイマイチ
背面旋回はバンクが安定しないから「旋回」ってより「迷走」です。

続けて背面姿勢での加速、減速の練習

背面姿勢で僅かにピッチを上げ120km/h程に減速
45°downラインで200km/hへ加速
エレベーターdownで-Gを感じながら背面水平飛行へ

続けて200km/hからエレベーターdownで45°UPライン
130km/h位まで減速して方から エレベーターUPで垂直降下姿勢へ
200km/hに加速して引き起こして水平飛行

姿勢認識が甘いから精度はダメダメ、、、
前回の、「気が付いたらローリングターン」や、「気が付いたらテールスライド」よりはマシになりましたが
何となくソレっぽく飛ばすのが精一杯ですね

2回目のフライトは梶さんの後席で1500mから、フライト回数はついに10回目
今回は新しい科目を3つ。
1、スプリットS
160km/hから1/2エルロンロールで背面水平飛行
エレベーターUPで1/2ループを描き水平飛行姿勢へ、科目終了速度は250km/h
つまりはインメルマンターンを逆に飛ぶ

2 アバランチ(Roll with top of The Loop)
ループ頂点でエルロンロールを入れます
開始速度250km/hから5G引き起こし
ピッチ160°~200°のループ頂点でエルロンロール
200°~360°に掛けて引き起こして250km/hで科目終了

3、ハンプティーバンプ
垂直上昇、降下を1/2ループでつなぎます。
200km/hから垂直上昇
垂直ラインを確立後にエレベーターUP(down)で小さく1/2ループ
垂直降下ラインを確立
200kmで引き起こして水平飛行

上空でコントロールを受け取り、科目開始
スプリットSは1/2ロールで背面姿勢を確立すれば速度に注意しながら真っ直ぐに
引き起こせばOK
1/2ループ終了速度はほぼ予定通りの250km/h

続けて梶さんのにコントロールを渡しデモでチャイニーズループ(Roll with top of The Loop)
スティック&ラダーの動きを読むと
ループ頂点でエネルギーか少ない状態でのロールなので
トップラダーとエレベーターコントロールを入れてピッチを維持してます、
ラダーは思ったより多め、エレベーターは支える程度

続いてタイラップが挑戦
250kmから引き起こして頂点で前方目標を取ってエルロンロール
が、、、ロール開始のタイミングが速すぎて上昇しながらのエルロンロールになり約束のエネルギー(速度)不足
見事にエルロンロール1/2程から石のように機体が沈みはじめて「パタン」と機首を落して後半は垂直降下

もう一度挑戦するも、どうもロール中にエネルギーが足りなくなる、、、、
開始速度は合っているから、引き起こしが甘く大きなループなりエネルギーを喰われているような気がします。

一度、軽く上昇姿勢に持ち込み250km/hから200km/hに減速、スピードを高度に変換
次は、ハンプティバンプ
200km/hから垂直姿勢に引き起こし、1秒ほど姿勢を維持して垂直ラインを出して1/2ループ
垂直姿勢に落ち着けるのが遅くエネルギーロス
1/2ループ頂点付近でエネルギーを失い、残りの1/4ループが描けず、
開始速度をもう少し高くすれば楽に描けそう♪

最後に背面直線飛行と背面旋回
前回よりは背面直線飛行の速度安定(ピッチ)が良くなった、
背面旋回はやはりイマイチ、、、背面での水平認識が上手く出来ない、、、

今週のトレーニングで見つけた課題は、とにかくエネルギー管理!! 
ループ系の垂直科目は初期の引き起こしの甘さで、後半のエネルギー不足を招いているので、
気合を入れてGにビビらずキッチリ引き起こす。
背面飛行は姿勢の判断が出来れば必ず飛べるはずなので、背面環境に順応すること!!

次回は、トレーニングシーケンスに新しく覚えた「チャイニーズループ」と「ハンプティ バンプ」を織り込んで飛んでみたいと思います♪


すこしずつ挑戦してみよう