曲技飛行トレーニング No.14

板倉滑空場でFOXで曲技飛行トレーニング
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教官とのプリフライトブリーフィングの結果、しばらくはシーケンスに拘らす、
基礎を固めて全体の精度の底上げをします。
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自分のトレーニングの前に教官のフライトにも同乗
Gの掛け方が柔らかい体に優しい遊覧曲技飛行(それでも+6G -4G)

ハンマーヘッドの滑らせながらの垂直姿勢の作り方、ラダー入力のタイミングや背面でのピッチを再確認

爽快な曲技飛行でした♪

今回のタイラップのトレーニング
ロール系の基礎の”ダッチロール”
前方目標を設定してバンク60°の連続左右切り返し
エルロン操舵で2次的に発生するアドバンス ヨー(advance yow) をラダーで打ち消して機軸を維持してロール運動のみにします

アトバンス ヨー(advance yow)
右(左)エルロン操舵により
左(右)翼エルロン舵面が下がりキャンバーが増し揚力(Lift)と抗力(Drug)が増加
右(左)エルロンの舵面が上がりキャンバーが減少し揚力と抗力が減少

左右揚力のアンバランスにより機体は右(左)にバンク
2次的に発生する抗力のアンバランスで機首は逆に左(右)に偏向

この抗力によるヨー成分の打ち消しをラダーで行います。

飛行機と比べ翼の長いグライダーはより大きなヨーモーメントが発生するのでグライダー独特のラダーを多く使う操舵バランスになります。

この操舵は普段から無意識に行っている操縦の基本ですが、
大きなエルロン面積を持つアクロ機のロールレートで連続左右切り返しだと操舵量も操舵スピードも全く異なります。

前方目標を見ながらフルエルロンでバンクを繰り返す
思ったより大きなラダーの操舵量で機軸方向を維持
操舵バランスが難しいです

アクロバティック ターン
曲技飛行での旋回で普通の旋回とは異なり
機軸を維持したままバンク60°以上にフルエルロンでロール
バンク確立後にエレベーターUPで旋回

ダッチロールの要領でFullエルロンで一気にバンクを確立して旋回に入るイメージ
先の科目練習で感覚を掴んだのでスパッとバンクを取り2Gでクルリと180°方向転換
ラダーのバランスを掴んだ後なので感覚とのズレ無しでピタリと付いてきます。

1/2ロール 背面 1/2ロール

エルロンロールのエレベーターpushの感覚を掴みます
1/2ロールで背面飛行になる瞬間にエレベーターpushでピッチを支えて姿勢
を維持

背面飛行で安定させてから再度1/2ロール

背面飛行での自由度はまだまだですね、、、

続けて苦手なエルロンロール
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エレベーターpushをしっかり入れて回るが200km/hでエントリーして150km/hで終了
エレベーターpushが過ぎてピッチが高過ぎ、、、

ハンマーヘッド
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200km/hから少し滑らせた垂直上昇
前回の失敗を踏まえて、垂直姿勢の確立と維持に注意
左翼と地平線を見て姿勢をコントロール
垂直上昇で失われていく慣性を感じて直感でFullラダー

今回は完全にツボにハマって2回ともほぼ完全な形♪
イイ感触を掴みました!!

フライトの後のブリーフィングで
「あまり頭で考えずに、機体を感じて飛んだ方が良いね、、、」との事
考えて飛んだロール系がダメで、感覚で飛んだハンマーヘッドが成功
やっぱり考えて過ぎなのかなぁ~


耐空検査?? 滞空検査???

29日は耐空検査フライトで富士川滑空場へ
全機種まとめての検査なので片っ端から組み立てます。

こんな日に限って出席者が少ない、、、

機体を組み立てながら空を見ていると
サーマルによる対流で次から次へと積雲が湧いては消える好条件♪

他の機体を手伝い、いよいよタイラップも離陸準備に
担当した機体はSZD-51-1ジュニア
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検査フライトの内容を調整して
「数値取りが終わったらすぐに帰って来るんですよね?」
って話を畳むと、

「人数少ないし、呼ばれるまで遊んでて良いよ」
との事、、、

奢りかつ好きなだけ飛んでイイですとー♪

「ゴチになりますッ!!」

曳航機と別れて静安定、動安定、失速速度計測、VAでの操縦性、などなどの検査
フライトを実施しながら山に向かって機を進めると、
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静穏な状態からゴトゴトと機体が揺すられ初めて空気が沸いている様な感覚を伴い上昇帯へ

ラダーを蹴りフルエルロンで機体を押し込むように一気に旋回に入れ
最も上昇率の良いサーマルセンターを捕まえる
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オーディオバリオが歌いグイグイと機体が昇ります。

最初のサーマルは900mを超えたところで弱くなり最良滑空速度付近まで加速して
次のサーマルへ

気温の上昇に伴いサーマルの上限が上がり最高到達高度は1100m
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久しぶりに昇りましたねぇ~

サーマルって有効な高度幅があって
ある高度以上まで上がると膨らむように直径が広がり捕まえ易くなります。

この日は大体700m~1000m位が有効なバンドのようで
700mを切らなければ簡単には沈みません♪
日射が弱まるまで飛び続けられる条件ですね~

しばらくするとASK-21が側に飛んできて同じサーマルで2機でソアリング
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ぐるぐる、、、
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2時間ほど春の空を楽しんできました♪

耐空検査は、、、
もちろん問題無しです~(笑)


G-Drunker(重力加速度依存症)

タイラップは確実にG-Drunker(重力加速度依存症)に陥ってます(笑)
って事で天気の良い週末
グライダーはお休みなので、2週連続でM3でドライブです(笑)
曇り空の先週に比べチョット肌寒いけど快晴です、 続きを読む G-Drunker(重力加速度依存症)


曲技トレーニング 13回目

先日のことですが、、、
耐空検査フライトを実施して、無事に耐空性が認められました。
これで1年間フライトが可能です♪

引き続き、トレーニングフライトに入ります。
前回のトレーニングから約1ヶ月前 前席でのフライトは2ヶ月前
かなり間が開いてます。

No.13
シーケンスは前回と同じ
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スピン
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前回の失敗を踏まえてラダー先行でエントリーしたのでOK
手順としては、水平飛行状態を維持して静かに減速
(パスをはっきりと上げると減点対象)
80km/hを切る辺りから僅かにバフェットを感じるので、Fullラダー入力
旋転方向に倒れこむように巻くのでノーズの落下を釣るようなイメージでエレベーターFullUP
ラダーとエレベーターを保持して旋転持続、
スピン状態に入っていれば、A/Sは増速せずに持続、
(増速する場合はスパイラルに入っている)
旋転停止の90°手前でリカバリー操作
旋転方向と逆にフルラダー
エレベーターUPをニュートラルからDown方向に緩める
旋転停止とほぼ同時に剥離状態から回復するので、ラダーニュートラル
更に機首を押し込むイメージでエレベーターDown、垂直ラインを出す
垂直降下で次の科目のエントリー速度まで加速、
垂直降下中にエルロンロールでヘディングを修正 (気付かれないように静かに、、、)
次の科目の速度にあわせて水平状態に引き起こす。

インメルマン
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スピンから250km/hで出て、エントリーまでの科目のつなぎでポジション確認とヘディング修正を行った。
修正に手間取り230km/hまで速度を失う、ピッチを下げて増速を試みるが、BOXの縁になり240km/hからのエントリーになる、
この自転でほぼ失敗が確定、
1/2ロールでLevelに戻すがピッチが下がる

※250km/hからの高速エントリーが必要な科目で速度を失うと再加速には大きな失高を伴う、
前の科目のから出る時点で速度、ヘディング、水平姿勢を確立して、ラインを出したら速やかにエントリーすることが大切

45°DownLine
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翼端と水平線をみて-45°を確認ほぼOK、

5/8ループ~背面水平飛行
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200km/hからの5/8ループで背面へのエントリー -45°ラインが少し浅い、翼端と水平線の確認をする事
200km/hでの背面水平飛行は安定 真っ直ぐには段々飛べるようになってきました。

背面旋回
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コントロールが不安定なので45°バンクで実施、バンクを確立後のエレベーターDownが強くA/Sを失い失速
1/2ループでリカバリー

あまりにもコントロールが機体の後手を踏んでいるので、シーケンス中止を宣言

単品でのフィギュアを実施
ループ
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一番多く実施している基本的な科目なので安定して実施できます。

ハンマーヘッド
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210km/hからのエントリー
左翼端と地平線を見て垂直姿勢を確立、維持できたが、ラダーのタイミングが早く、綺麗に機首が落せない
滑らせる量も少なかったのかもしれない
かなりの回数を行っているが、、、かなり難しい
納得できたのは今までで1回だけ

エルロンロール
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200km/hからのエントリー
後半の背面からの1/2ロールで毎回沈むので、失敗を承知で緒言と姿勢を確認してみる

エルロンロールを2回実施したところで、対地高度300mでリミット

今回、エルロンロールを観察して見つけた傾向
エントリー200km/hからのエントリー
1/2ロールまではピッチを維持しているが背面状態からノーズを落として沈み始める
背面までの1/2ロールの間で速度は大きく変化していないのでエネルギー不足になっている訳ではない
背面からの1/2ロールで速度が10km/hほど増え、明らかにラインが沈む

今まで教わっていたロールは、ロール中でのエレベーター操作によるヘディングのズレを避け、
あらかじめロールエントリー前に僅かにピッチUPしてエレベーターは固定 ロール中の背面姿勢でのピッチの違いを修正していない、

これにより
200km/h positiveでのピッチを維持するエレベーター位置のまま1/2ロールで背面に入ると
200km/h negativeの姿勢にはならず、ピッチが不足してラインが沈む
ロール開始から1/2ロールに掛けて連続的にエレベーターをDown方向に入れて背面200km/hのピッチに持ち上げ
1/2ロールから2/2ロールに掛けては200km/h positiveのピッチにあわせてエレベーターDownを緩める

インメルマンやチャイニーズループでも背面からの1/2ロールで崩れるのは背面状態でラインを維持するピッチ角から
正面状態での200km/hのピッチに戻せずに
正面に移るに従い背面で使ったエレベーターDownが残り自分で突っ込んでいるのかもしれない

とにかく背面状態でのピッチ量を理解して姿勢遷移をコントロールできるようにならないと、
次回トレーニングでのエルロンロールは、ヘディングぶっ飛びは目を瞑って、ピッチコントロールによるライン維持をメインにして飛んでみます


人間の耐空性確認

今年も無事に第一種航空身体検査に合格。
これで人間の耐空性も認められました♪
今年からは人間も耐空類別”曲技A”ですね(笑)

朝0930に検査開始で1000頃には終わる手際良さは助かりますね~

今回は「血圧とBMIを下げろ」とありがた~いお説教を頂きました。

4月に入ってから「とにかく痩せなきゃダメなんだよ!!」と思い
晩御飯に春雨スープを必ず出すようにして白米を減らしてます♪

毎年羽田空港診療所に電車で行くんですが
ターミナルが3つになっていて軽く迷いました。「羽田空港診療所」は国内線第1ターミナルですね
間違って国内線第2ターミナルに行ってしまった、、、

さて、これから急いで会社に行けば午後は仕事が出来そうです~


すこしずつ挑戦してみよう