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パートナーとグラビア アイドル!?

数週間前から曳航機のパイパーカブが修理に入ってしまい
上空まで引っ張ってもらう飛行機が無ければグライダーは無力(無動力)です、何も出来ません、、、

先日、ようやくパイパーカブの修理が完了!!
グライダーに乗って空で遊んできました。、
ジュニアを格納庫から出しで組み立て開始

HI3C0236
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組み立てから、点検の間、ちらちらと空を見て雲の出来具合を観察していると、
山の上空で雲が湧き上がってきます
HI3C0239
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「まぁ、最初は譲って上昇気流の状況を見ましょう」って事で
搭乗順は2番目を選択、

1発目が上がり様子を見ていると、、、
予想通り、雲の下で旋回を始めて上昇気流を捕まえてます、
コレなら遊べそうです♪
1時間くらいは帰って来そうに無いので、お茶の時間、、、
コーヒーや緑茶を飲みながらノンビリしていると、、、

帰ってこない、、、、
やっぱり数週間飛べなかったからですねぇ~
既にお昼になっているのに高度も失わず、エリアを飛び回っているジュニア、、、
「げっ!! 大当たりの日かっ??」
このままじゃ美味しいトコロを持っていかれるっ!!

大急ぎでもう一機のPW-5を格納庫から出して上昇気流を追いかけます。
うーんノンビリしすぎたっ 出遅れ感あるなぁ、、、

HI3C0240
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蒼く澄んだ、高く感じる冬の空、綺麗ですよねぇ~

曳航機が気を使ってくれて上昇気流のすぐ傍まで連れて行ってくれたので
イキナリ上昇気流に乗り、クルクル回りながら昇ります。
傍にはジュニアが一緒、、、

2機で一緒に同じサーマルで800m付近へ、、

800m付近で上昇が鈍くなったので、思い切って次の上昇気流を求めて次の雲を目指して加速!!
110km/h程の速度で、狙った雲の下目掛けて飛び込んでいくと、、、

ド沈下、、、-2.5m/s、、、
「ハズレだぁ~っ 沈むぅ~ 撃沈されるぅ~」(泣)
全ての雲の下が上昇気流って訳じゃありません、、、
見事に下降気流にハマり、せっかく稼いだ貯金(高度)を吐き出してしまいます。
「お小遣いを貯めて、街に遊びに行ってイカガワシイお店で、、、、」
きっと同じ気持ちなんでしょうね、、、(笑)

慌てて引き返し下降気流帯を速度を上げて突っ切り、元のエリアで上昇気流を探すも
時、既に遅し、、、
帰投決心高度になり、GAME OVER!!
時計を見ると、曳航機と別れてから30分ほど、、、
うーんチョット勿体無いなぁ

とぼとぼと歩くように滑空場に戻ると、
目の前をこの辺りじゃ見かけない黄色い小さい飛行機がカン高い音を立ててブッ飛んでいきます。
無線を聞いていると、着陸する様子
こっちは高度が無いので着陸順を譲って頂き、先に着陸、
滑走路を開けて着陸機を見ると、、、

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「!!!エクストラだあぁぁぁ~っ!!!」

自分の機体を引っ張って戻り、
エクストラのパイロットに着陸順を譲ってもらった事のお礼と挨拶に、、、
お話を聞くと冬の間の飛行訓練でしばらくは滞在するとの事、
憧れのアクロ機をしばらくは見ることが出来ます。

エクストラ200、カッコイイです!!
レッドブルエアレースや先日のオートボルテージュに出ている機体と同じカテゴリーの機体で、

HI3C0253
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単座なら+10G -10G 複座でも+8G -8Gのアクロバット飛行が可能
10人乗っても大丈夫!!(笑)
HI3C0250
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翼は完全対象翼、取り付け角0度、上半角0度
つまり、上下関係無しって翼
HI3C0243
HI3C0243

機体構造部材にはカーボン使いまくり♪
憧れのコクピットに乗せていただくと、、、
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狭いっ、、
HI3C0248
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振り回す事が目的のお飾り&オモチャ無しの本気仕様
人間の限界に挑戦するような素晴らしいスペック、、、
レシプロ機の最高峰でしょう!!

機体を見せていただきパイロットとお話をして、、、
ひょっとしたら後日乗せてもらえるかも!?
実現したら±8Gの世界に連れて行ってもらえるかもしれません
レッドアウト、ブラックアウトしても文句言いませんって!!
病院送り覚悟で憧れの競技飛行フルコースをリクエストです!!

突然舞い降りた、「グラビアアイドル」に夢中になってばかりじゃイケマセン、、、
エクストラを堪能した後は、やっぱり自分のパートナーですって♪
フライトの後は綺麗に掃除してあげなきゃねぇ~

HI3C0246
HI3C0246

うーん憂いヤツ、、、いつかは自分の機体が欲しいなぁ、、、

天気のイイ日曜日はグライダーが楽しいです♪


ヘッドレストを作ります!!

続いて ヘッドレスト部分を作ります♪

荷物室のフタの部分にウレタンスポンジを貼り付けてアルカンターラを巻いてヘッドレストを作ります♪
椅子の座面やクッション作るのと同じ要領ですね♪

HI3C0133
HI3C0133

続きを読む ヘッドレストを作ります!!


荷物室のフタ

今回は荷物室のフタ兼ヘッドレストの製作です

ベニヤ板から切り出された板にヘッドレストの枠、、、
コレだけですか、、、
まぁ素材ですから(笑)
続きを読む 荷物室のフタ


お誕生日プレゼント

土曜日の夜は東京ヘリポートからナイトフライトを楽しんできました♪

お友達へのお誕生日プレゼントです

「朝日ヘリコプター」が不定期運航しているナイトクルーズ

機体はフランス製双発タービンヘリコプター AS355
飛行ルートは東京ヘリポートからお台場を左に見て東京タワーへ
山手線を右回りに東京を巡ります
15分程で山手線一周ってトコです

飛行高度は2000feet(600m)

空からの東京の夜景は綺麗です、、、

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お台場方面

HI3C0167
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東京ドーム

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丸の内

さすがに携帯カメラじゃ無理かぁ、、

形に残らないプレゼントですが、
良い思い出となれば幸いです、、、


天駆けるクジラ、、、

日本飛行船(株)籍に置く日本で唯一の飛行船、「ツエッペリンNT」、
高校時代の友人が操縦士として乗務しています。

ゼロ戦の周りでウダウダと遊んでいると、、
西の空から飛行船がゆったりと飛んできます

着陸後、落ち着いた頃を見計らって、、、、
お仕事の邪魔をして見学させていただきます(笑)

友人に引率されて飛行船の傍に、、、

HI3C0128
HI3C0128

段々と近づいて行きますが、大きさのイメージが無いので、遠近感がオカシクなります
飛行船は学生の時に数回、空で逢った事がありますが、こんなに傍で見るのは初めて、、、

HI3C0146
HI3C0146

飛行船の下に入ると、、、、
ありえない大きさの物体が風に吹かれて無音で浮かんでます。

HI3C0139
HI3C0139

友人曰く
「今の飛行船の重量は全体で300kgにsetされて、係留しているんだよ~」
との事、、
こんなデカイ物が300kgですか、、、

HI3C0138
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地上に係留されているときは、巨大な吹流しなので
尾輪部分を押すと、巨大な飛行船がゆっくりと動きます!!

大きさのイメージを掴む為に、飛行船の諸元を調べてみると

全長   75.1m     25階建てのビルと同じくらい、、、
全幅   19.7m     サランラップ1本分、、
全高   17.5m     ガンダムとイイ勝負
ゴンドラ全長 10.7m   マイクロバスくらい、、、
最大客席数 12席     広々~♪
最大搭載荷重 1900kg   満席状態でも、2時間位の宴会セットは持ち込みOK!?
エンジン出力 200Hp×3基 船体左右と尻尾、各一箇所に1個のエンジンですね
最大飛行速度 125km/h   意外と足は速いんです
巡航高度 300~600m    遊覧飛行にはもってこいの高さネ
最大航続距離 900km    東京から青森くらい??
最大上昇限度 2250m    富士山5合目のちょっと下です
通常飛行時間 6時間    その位で勘弁して
最大飛行時間 24時間    流石に飽きるって、、

「25階建てのビルが横たわって浮かんでいる」って感じですね~
船体に触れてみると、運動会のテントみたいな生地で出来ていて、触感は”ぷにぷに”してます(笑)

HI3C0140
HI3C0140

ヘリウムの詰まった「でっかいエンジン付きの風船」って事は十分理解しているんですが、
エアライン機みたいにエンジン吠えさせてブッ飛んで行く訳でもなく、音もしないで浮かんでいるのは現実感が薄れます、、、

地上での係留中の保守管理の話を聞いてみると、優雅に天駆けるクジラの面倒を見るのは大変だそうで、、、

船体の中はヘリウムを詰めたガス室と形状維持の空気室で出来ているので、
気温、気圧が変化すると体積変化を起こして、船体形状が保てなくなるので、船体気圧と保つファンが24時間稼動し続け、

外気の気温、気圧が変化すると、船体浮力が変わるので、浮力を一定に保つ為に、人力でバラストを調整
もちろん雨が降れば、水滴分だけでも200kgは重くなるので、バラスト調整
雪が降った日には、2tonもの重量になるので、徹夜で雪下ろし&バラスト調整、、

最低でも2名が24時間張り付きで面倒を見ているそうです、、、
聴くも涙、語るも涙の苦労話です、、、、

グランドスタッフの根気と努力で維持している飛行船、スケールのデカイ話です。

さてさて、続きまして、キャビンに入ると、、、
凄いのは、窓の大きさ、、、電車くらいの大きさです!!

HI3C0142
HI3C0142

空飛ぶ乗り物でココまで窓が大きい乗り物は他には無いでしょう、

HI3C0145
HI3C0145

キャビン最後部にはパノラマビューですよ♪
フライトの時はエンジンが遠くにあるのでキャビンは静穏、巨大な船体で安定性は抜群、
遊覧飛行は最高でしょうね♪

さて、、、オタノシミのコクピット

HI3C0143
HI3C0143

おお~っ 流石は最新鋭飛行船!!グラスコクピットだぁ~♪
全く想像も出来ない操縦方法を教えてもらうと、、、
左のスティックでピッチングとヨーイング、、、ラダーペダルが無いんです!!
そりゃそうだ、、飛行船は船と同じ原理で曲がるので飛行機みたいに”ロール”する必要が無いじゃん(笑)

そのかわりにエンジンは3機、にプロペラ4枚!!
エンジンは機体の左右に1機ずつ、後部に1機、

HI3C0137
HI3C0137

後部エンジンには機軸方向とは別にヘリのテールローターそっくりなプロペラが付いてます

低速領域は、3つのプロペラをチルト(傾けて)前進、後退、
ピッチ(推力)を変えて上昇、降下
テールローターをコントロールして左右旋回

高速域はエンジン3機を機軸に合わせて推力として、尾部の3枚の舵でコントロールってコトだそうです。

チルトローター機(V-22オスプレイ)と潜水艦を合わせたような操縦方法なんですねぇ~(笑)

タイラップは、飛行船の「上昇と降下」ってガス詰めたり捨てたるするのかと思っていたんですが、、、
「捨てたらもったいないでしょ!! ヘリウム高いんだから」ってお話でした。
大体300kg~-100kg程度に浮力調整して、エンジン推力と船体で揚力を作って飛んでいるそうです。
コレなら推力調整で自由に飛びまわれますねぇ~

もちろん、ヘリウムで浮いているので、エンジンが止まっても墜落出来ません(笑)
気嚢(船体)も裂け目が出来てもストッキングみたいに「伝線」しない構造なので、ガスが一気には抜けないらしい
ヘリウムだからもちろん燃えないし、、、
安全性は一番かも、、、

んん~飛行船も乗ってみたい!!
雨上がりで空気が澄んだ東京のナイトクルーズを想像しちゃいます、、、
以前東京ヘリポートから乗ったヘリのナイトクルーズより優雅ですね~