お花見ドライブ♪

久しぶりにM3で箱根に上がってきました。
天気予報は曇り後晴れ
予報は回復傾向ですが低気圧の後面に入ったので西風が吹いているのが今一です
西側の斜面(三島側)から山頂付近は霧に包まれますね、、、
気温が上がって露点温度から離れるまでは東斜面にルートを取って
まずはターンパイクへ 続きを読む お花見ドライブ♪


E36 M3 車高測定方法と基準車高、及び調整範囲

車高は車の挙動に大きな影響を及ぼす大切な要素です。
タイラップがBMW M3に乗るのは運転を楽しむ事が目的であり、
停車中の”見た目”はどうでも良い事です。
(走っている時はどうせ車高なんてわかんないし、、、) 続きを読む E36 M3 車高測定方法と基準車高、及び調整範囲


MDM-1 FOX 耐空検査整備

一年に一度の航空機の検査です。
トレーラーを格納庫に着けて胴体を引き出し整備開始
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キャノピーを取り外し、コクピットのアクセスパネルとシート、バッテリートレーを全て取り外し、
掃除機を掛けて土埃を取り除き
リンケージ各部の清掃とグリスUP
効きが不安定だったブレーキの分解点検とフルード交換
が主なメニュー

整備担当のN西さんは元エアライン整備士
プロが見る整備のポイント教えて貰えます。

先ずは、全てのアクセスパネルの取り外し
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パネルを固定しているスクリューを赤い小袋に入れてパーツに括る
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小袋に入れて部品毎に止めて置けばスクリューの取り違えは起きないし紛失も無い
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コレは良い方法ですね

次の作業は
キャノピー、シート、全てのパネルを取り外し空っぽになったコクピットをひたすら掃除機で吸いまくる、
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なるべく土埃を持ち込まないように乗っていますが、、、
アクセスパネルの奥などの細かい所に入り込んでます。

次に無線機のバッテリー端子の半田付け、
今まではカシメて圧着でしたが、この機会により確実な半田付けにしちゃいます

お昼休みを挟んで
気になっていたブレーキ関係の分解点検

構造は片持ちシングルピストン、フローティングキャリパーにソリッドディスクの組み合わせ
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原付のディスクブレーキと同じですね(笑)

分解してパッドもほとんど減ってないし、ディスクの不具合もなし、
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まぁ、考えてみれ600kg近い重量の機体を120km/hから止めてるブレーキだけど、1フライトに1回しか使わない
そんなに負荷が入っている訳じゃありません、、、

分解したときに気が付いたのがキャリパースライドの固着
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片押しシングルピストンキャリパーのスライドピンが固着すると十分にディスク
を挟む事が出来なくなるのでフィーリングが悪くなったり効きが悪化します。

しかも良く見るとスライドピンの部分にダストブーツが無い
水も埃も入り放題ですね、、、
スライドピンとキャリパーマウントを掃除して薄くグリスを塗って様子を見ます

最後に怪しいのはエァー噛み
背面飛行時にはブレーキシステム一式が裏返しになるのでリザーバータンクとマスターシリンダーの間で
フルードと空気が入れ替わりブレーキラインに入り込む
可能性があります。

作業はフルード全量交換
キャリパーのニップルが真下に付いているので普通にエァ抜き出来ないので一度
全量抜き取り、キャリパー側のニップルから新しいフルードをポンプで送り込み
ブレーキラインを満たします。

最後に整備士の目でリンケージやレリーズの点検をして確認完了
全てのアクセスパネルを閉じ、コクピットを組み立てて前半戦完了

週をまたいで後半戦。
良く晴れて良い天気だったので、先ずはクッションを干します(笑)
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N西さんは主翼の点検
負荷が大きい曲技機なのでより慎重にクラックをチェック
構造体のクラックテストはコインタップで音を聞きます。
構造体までクラックが入っていると、音が変わるのでクラックの深さの目安になります。
気になっていたエルロンヒンジの付け根のクラックはコインタップの結果構造体
までは届いていない表層のゲルコートクラックで一安心

主翼点検の間にタイラップに預けられた仕事は、コクピット内のプラカード(指示表示)の張り替えとキャノピー磨き
ちゃっちゃと古いプラカードを剥がし脱脂して張り替えで完了

続けてキャノピー磨き
最初は水拭きで終わりの予定が、、、
仕上がりが綺麗じゃない曲技中のショルダーハーネス外れて付いた傷も気になる、、、

N西さんに相談すると
耐水ペーパーとミラーグレース(キャノピー磨きコンパウンド)を出して磨くコトに

爪に引っ掛かる深い傷の周りにマスキングテープを貼り
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最初に3600番のペーパーで傷が消えるまでしっかりと水研ぎ

傷が消える代わりに擦りガラス状態になるので6000番→8000番の順番で磨き、透明度を上げて

最後はミラーグレースで全体的に研磨
仕上げにネル布で磨いて完了
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透明に輝くキャノピーは磨いた甲斐があります♪

最後に尾輪の分解点検
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アクスルシャフトを抜いて尾輪単体にして掃除
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ホイールのクラック、タイヤの摩耗と状態を確認
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アクスルシャフトやカラー部分にグリスを薄く塗布しながら組み立て

コレで整備完了
来週の日曜日に耐空検査フライトを実施します。


E36 M3 フロントサスペンション再設定変更

サスペンションの固有振動数計算で気になっていたフロントとリアの固有振動数の差

サスペンションの本を読んで調べると、
その車両の基準値の比率を崩さずに希望の固有振動数に揃える
もしくは、前後で固有振動数の差が大きくならないように配慮するのが基本なので

リアスプリング18.35kgf/mm、固有振動数2.33Hzを基準としてのフロントスプリングレートは
8.39kgf/mm

現状は10kg/mm 固有振動数2.53Hzで少々硬いようです。 続きを読む E36 M3 フロントサスペンション再設定変更


曲技トレーニング11,12回目

今回の曲技トレーニングはadvanceの科目を意識したシーケンスを組みました。
梶さんの後席でのシーケンスは初めてです。
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飛べば飛ぶほど難しく感じて、上達している感覚がありません(笑)

1. スピン
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スピンエントリーでエレベーターを引き過ぎ 両翼剥離(普通の失速)に入ってからラダーを入れる
両翼剥離状態での超外滑り旋回、科目として成り立っていない
シーケンス最初の科目からコケる、
なにやってんだ、、、

2. インメルマンターン
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250km/hからエントリー なかなか上手く出来たと思うけど 最後の1/2ロールで沈みラインが出せず

3. 45°ダウンライン
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角度の認識と保持が甘く、角度が浅い 角度を決めた後にジワジワラインが変わってしまう

4. 5/8ループから背面45°ライン 背面レベルオフ
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水平を確立してからエントリーする事、
エントリーから5/8ループは良い感じ、背面45°ラインは角度浅い
背面状態でのピッチが確立出来ないので速度が安定しない
姿勢安定は前回よりはマシ程度、まだまだ自由にはならない

5. 背面旋回180°
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バンクが安定せず旋回率が変わる 旋回角度の認識が甘い135°旋回でロールアウト
背面での地上目標の見え方がイメージできていない、

6. 背面45°アップラインからシャーク トゥース
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苦手な背面引き起こしだか次第に体が慣れてきている
45°アップライン角度浅い
垂直降下に入ったところでヘディングのズレに気付くが後の祭り 30°程ズレて出てくる
確実に”0”点だね、、、

7.チャイニーズループ
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250km/hからの5Gエントリーは描けるが頂点のエルロンロールでエネルギー不足になり垂直降下
ロール開始の姿勢は良かったが、1/2ロールに至るまででエネルギーロスしている

8.ハンマーヘッド
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250kmからのエントリー
90°アップラインの姿勢を作った後にジワジワと姿勢が変わっていく
ラダーを入れる時には弱背面寄り(100°位)になり反転が上手くいかない

9.右エルロンロール
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200km/hからのエントリー
やはりロール後半にかけてピッチが下がりラインが沈む

10.45°アップライン
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特に角度を意識しながら姿勢を作ったので良かったとは思うが、
地上のジャッジには浅く見えた、、、

11.ループ
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シーケンスが終わった後の残り高度でオマケ練習低い高度でのループなので頂点からの引き起こしが無意識に強くてなる
引き起こし過ぎは剥離からスナップする危険があるので要注意
速度管理が出来ていればこんなミスはしないはず

シーケンス全般的に見た傾向としては、

①45°のライン精度が悪く浅くなる傾向
②ラインを確立した後に舵(エレベーター)が残りラインから離れて行く
③スピードコントロール精度が悪い 科目の出口で次の科目のエントリースピードに合わせるように組み立てるが、引き起こしのリードの読みが悪く狙った速度を超過する
④背面旋回での旋回角の認識がまだまだ

つまり姿勢認識が悪く機体を制御しきれていない、
要は姿勢(フライトパス)のズレに気付くのが遅いから操作遅れてになって後手を踏んでいる、
認知、判断、操作が反射的に出来ていない、または遅い

⑤何となく今までエルロンロールに苦手意識を持ったいたが、今回のフライトでエルロンロールに問題がある事が明確になった

具体的には不要なエレベーター操作でヘディングが変わり、ラインも下がる
速度の少ない状態でのロールほど顕著に現れるのでラインを維持するためのラダー&エレベーターのコーディネーションが出来ていない事になる

今までのトレーニングで
「僅かにピッチアップしてフルエルロン」
「フルエルロンで入り背面で一瞬エレベーターダウン」
の2種類のエルロンロールの方法を教った。

前者はピッチアップでのライン誤差を負い、エルロンのみでロールして
ロール中のエレベーター操作によるヘディング誤差を排除する飛び方

後者はヘディング誤差のリスクを取り
ロール中にエレベーター操作を行い積極的にラインを保つ飛び方

どちらにしても必要な操作とタイミングを確立させて練習すれば必ず出来る
前向きに考えれば、シーケンス全般で足を引っ張っている科目なので習得すれば間違いなく眼からウロコのブレイクスルーが来る!!

苦手科目から「軸の通ったエルロンロール」になるまで研究と練習ですね、、、


すこしずつ挑戦してみよう