最近の週末は群馬県の板倉滑空場に通ってます。
FOXのアクロトレーニングが無い週末はグライダーを上空に曳く曳航機の操縦を担当できるようにトレーニング中。 続きを読む 最近のフライト
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次なる挑戦!!
僕の持つぜんぜん使っていない資格
「事業用操縦士 陸上単発」
まぁ、簡単に言うと
「エンジン1機の飛行機プロパイロット免許」
学生時代に何年も掛けて取得しましたが、なかなか仕事に結び付きませんでした(笑)
この惰眠を貪っている資格を叩き起こして、トレーニングでお世話になっているグライダークラブに貢献します。
もちろん資格があるからって即OKって程甘くはありません
約3年振りの飛行機運航
初めての尾輪式(主車輪が前にある)
(今までの機体はセスナ172や182なので3輪式)
初めてのグライダー曳航
なかなか手強いです♪
新しいお友達は、「アビアット A-1 HUSKY(ハスキー)」君
タンデム複座の飛行機です。
先週まで資料を集めて緒元と操作手順を確認、
機体が格納庫に置いてある時間にコクピットに乗り込み、計器やスイッチ類、レバーの配置を体に覚えこませて
いざ練習開始!!
上空での操作から着陸のアプローチまでは、今まで飛ばした機体と比較しながら「感覚合わせ」で大丈夫ですが、、、
問題は、着陸の〆の接地から地上滑走
とにかくバタバタと暴れまくります、、、
まさにドッグランに放した犬(ハスキー)
尾輪式の飛行機がこんなに難しいとは(泣)
すぐにグランドループ(車のスピン)に入りそうになります。
特性は完全なオーバーステア(笑)
ちょっとでも接地姿勢が悪かったり、減速しきれずに着陸速度が速いと、ばっこんばっこんバウンドしまくる
上手く出来ない理由は単純に「経験値不足」ですので、
とにかく飛んで練習して体に覚えこませるます。
しばらくはFOXでアクロトレーニングが無いときは、HUSKY君の曳航機トレーニングの日々になります。
尾輪式飛行機の世界にも挑戦です♪
狐の次は犬かぁ~
こうなったら”犬”の次が猫でもロバでも驚きません(笑)
どんな機体でも乗りこなしてやるっ!!
安全講習会
正月早々に安全講習会に行ってきました。
講習内容は、
「最近の法改正(特定操縦技能の審査)」
「運航に関する注意事項(ピストの運航判断)」
「グライダーの性能」
「気象入門」
今回の講習会のトピックスはやはり「特定操縦技能の審査」でした、、、
これはICAO(国際民間航空条約)締結国では常識となっているフライトレビューの概念を航空法で定め義務化したもので、
2年に1度技能審査を受けなければ機長としてフライトすることが出来なくなります。
まぁ、今までのようにペーパーライセンサーを野放しにしておくより、「安全を確保するために必要な一定の知識と技量を保つ」ための制度なので、
復習に励むしかありません♪
僕は飛行機と滑空機の2回受験でOKですが多種類ライセンサーの人は悲惨ですね、、、
Guinand Cap Aviator model
晴天の飛行場や河川敷の滑空場で一日中動き回るスカイスポーツって結構過酷なアウトドアスポーツなんです。
グライダーやアクロ機は広い視界を確保するために、アクリル製のキャノピーに覆われているので、温室状態
冬はコクピットに乗り込みキャノピーを閉じれば眠くなるほど暖かいのですが、、、
真夏の離陸前のコクピットは炎天下のサウナ状態、1000m近くまで上昇すれば温度が下がって快適ですが、
日射のキツさは変わりません
もちろん帽子とサングラスは必須アイテムです。
最近はギナーンさんから頂いた帽子を使っているのですが、一点だけ改造が必要なポイントが、、、
帽子のてっぺんのココ、、、、
殆どの帽子についているボタン 「天ボタン」って言うらしいんですが、
このボタン、危険があぶないです(笑)
コクピットって結構ぎりぎりに作っていて、キャノピーと頭のクリアランスって拳一つ分ほどしかありません、
静穏な空をのんびり飛ぶだけなら何も問題はありませんが、上昇気流を追いかけるグライダーの飛び方は、
見方を変えれば「わざわざ乱気流に飛び込みに行く」って事になります(笑)
飛行機やヘリコプターパイロットたちが天気図を眺めて、
「山岳波による晴天乱気流発生して荒れているからこのルートは避けよう、、、」って話している横で
グライダーパイロットは同じ天気図を見て、、
「ウエーブ(山岳波)が出るかも♪ 3000mまで昇るチャンスだー 飛び込めぇ♪」
そんな彼らを横目で眺めながらアクロパイロットは、、、
「僕はお留守番、皆が出掛けたら飛行場上空でアクロするから、離陸したら夕方まで一日キッチリ遊んで来いよ~」
ってな具合にまったく飛んでいる空が違っていたりします。
もちろん全ての上昇気流の中が荒れているって事はありませんが、
強力な上昇気流が出ている時はほぼ大荒れです。
4点式以上のシートベルトで体を固定していますが、アクロ機みたいにギチギチには締め込まないので上半身は結構動き、
飛んでいて不意に強い下降気流にぶつかったりすると、「叩き落される」って表現そのままに体が浮き上がります。
田んぼのあぜ道を軽トラでブッ飛ばす位の荒れっぷりです(笑)
乱気流の中を飛び振り回されてキャノピーに頭をぶつける危険性もあるので、帽子のてっぺんにボタンが付いていると
文字通り「頭蓋骨を貫く」激痛が走ります(笑)
帽子をかぷってから、頭のてっぺんをジャンプでひっぱたいてみれば痛みがわかります。
(強くやらないでくださいね、、、頭蓋骨陥没しちゃいますから)
さらにキャノピー側も応力集中で割れてしまいます。
キャノピーが町のディーラーに行って交換部品5万円で購入できれば良いんですが、、、
ここまでマイナーな小型機&グライダーの世界、アホらしくなるほど高価で納期未定だったりします。
ちなみにエクストラ300のキャノピーは300万円程らしいです、、、
絶対に壊せない、、、
って事で、ニッパーを使って天ボタンを撤去、
これで頭蓋骨とキャノピーの平和が守られました。
あなたも帽子をかぶってる時に暴漢に襲われ”天ボタン”を狙われた場合とても危険なので、外してみてはいかがでしょうか?(笑)
全日本曲技飛行競技会!!
10月6~8日は福島県のふくしまスカイパークで「第3回 全日本曲技飛行競技会」が開催されます。
毎年恒例のこのイベントにジャッジとして参加します!!
ジャッジとしての必要な知識の復習も必要なので、イベント前日の5日に行われるジャッジスクールにも参加しました。
選手、ジャッジ、イベントオーガナイザーともにレベルUPしていて、
昨年までのプライマリークラス スポーツマンクラスに加えて 今年からインターミディエト クラスが加わります。
競技構成も昨年までは”Known”だけでしたが、インターミディエトが追加されることにより ”Known” “Free” “Unknown”の3構成になり、競技のとして更に奥深くなります
競技機は昨年と同様のスーパーデカスロン&FA200に加えてピッツS2Bが加わります。
もちろんジャッジ陣も公正な採点が出来るように眼を鍛えなきゃなりません!!
さて、今年の福島はどんな3日間になるか!?
今から楽しみです♪