E36 325i Cabriolet アライメント調整① 【安易にトゥ抜いちゃダメでしょ】

2013年にアライメント調整に出して,約5年、、、

前回の調整からフロントサスペンションのタイロッドの劣化によりタイロッドを新品交換を行い
更にステアリングの正確性を高め、乗り心地改善でロァアーム&ロァアームブッシュも新品交換

コレだけ弄ればフロント回りのアライメントはバラバラでしょ~
タイヤの摩耗も進んでいたし、
「半年もすれば車検だからその時に、、、」
って先延ばし(笑)

乗っていて伝わってくる感触は、”直進時、ステアリングセンターを中心に左右指2本分くらいの操舵に対しての反応が鈍い”
センター付近の遊びが大きい感触で、ステアリング入力に対して旋回力の立ち上がりに唐突感がある
DSC_1205
タイヤも内側の偏摩耗で明らかに「トゥOUT過多」の症状

こんな状況ですが直進安定性だけがイマイチで旋回特性とかは特に不具合を感じていなかったんです、、、
少し鈍いフロントをタイミングを合わせて奥の方で旋回に放り込んで、パワー掛けてフロントを逃がしながらリアの旋回力を長く使う乗り方なので、フロントの反応が鈍くてもあんまり関係ないのかな?

感じていた違和感は
「フロントIn側のタイヤからスキール音が出るなぁ、、、品が無い、、、」程度 
リアの不具合は割と気付くんですが、
フロントに関しては感覚鈍いです(笑)

この状態で新品タイヤを転がすのは流石に勿体ないし、運転していてもステアリングに対する反応がルーズで直進性がイマイチ、、、、
って事で、今回のタイヤ交換のタイミングに合わせてアライメント調整に出しました

ボチボチ家でアライメント調整できるようにしたいなぁ、、、
もう少し落ち着いたら着手します。

で、、、、アライメント測定の結果は
フロントトゥが-0度38分予想通り「トゥOUT過多」
かなり大幅にOUTに振れていたんですねぇ~ 
そりゃタイヤも内減りするね
リアに関しては、
キャンバー2度00分
トータルトゥ0度20分
今回から燃料満タンでアライメント測定に変更したので前回より車高が下がっているので測定値が変化しいてます

今回の設定値は
ノーマル車両だからメーター基準値
E36 Mテクニック アライメント
この基準値から
「キャンバーだけ2度00分→1度45分」に変更して
フロント トータル トゥ 0度18分
リアキャンバー 1度45分
リア トータル トゥ 0度24分
を依頼し車を預けて翌日

最終的に 
フロント トータル トゥ 0度20分
リアキャンバー 1度45分
リア トータル トゥ 0度20分
お店の提案でリアトゥを抜いてトータルトゥを0度24分→0度20分に変更されて帰って来ました

数字をみてちょっと引っかかるのが、フロントトゥとリアトゥが同じ事
このアライメントセッティングはフロント225 リア245のM3Cの基準値そのもの
E36 M3C アライメント

参考までにフロント タイヤとリアタイヤの幅が同じM3Bの基準値は
E36 M3B アライメント
フロント トータル トゥ 0度10分
リアキャンバー 1度45分
リア トータル トゥ 0度30分

E36系のシャシーは前後同サイズタイヤが基準で
フロントトゥに対してリアトゥを6~20分強くしてトラクションを稼ぎ
旋回後半のパワーONで大きくなるリアのスリップアングルに対抗してOUT側に膨らまずに前に進めるセッティングで

マイナーチェンジモデルとなるM3Cの
Fr225&Rr245の組み合わせになると
リアタイヤのキャパシティが大きくフロントに対してスリップアングルが浅くなり基本的にアンダーステアバランスになるので
リアトゥを浅くしてもパワーONでのリアのスリップアングルが保たれ、アウト側にラインが膨らまずに前に進めます、
3.2L化で増大したパワーをトラクションに変えるためにタイヤサイズを245に拡大したことに伴う小変更ですね

これは前後235のM3BをFr225/Rr245に変更するとリアのスリップアングルが減少してアンダーステアが強くなりますし
前後同サイズの標準3シリーズ&M3BにFr225/Rr245のM3Cのアライメントを組み合わせると、リアのスリップアングルが増えてOUTに膨らむって事になります。

乗ってみて感触は、、、
フロントの「激トゥOUT」から「少なめのトゥIN」に修正されたので、転がり抵抗感が減少しスルスルとタイヤが転がります
ステアリングのセンター付近の反応の鈍さは減少し、旋回力の立ち上がりが少し滑らかに

でも、、、
やっぱりフロントのシッカリとした感触に対してリアの安定感が弱く
タイヤが滑るまで追い込まなくても旋回後半でOutに流れていく
パワーを入れてもフロントが引っ掛かるような感覚

速度を高めるほどこの傾向が強くなるので、、、
リアトゥ不足で限界下がってます。

これダメでしょ、怖いよ、、、
リアのトータルトゥはBMWの規定値(0度24分)は必要です。

とりあえずアライメントを依頼したお店の担当者に
リアトゥを抜いた理由を聞くと
「街乗り基準」で転がり抵抗感軽減とタイヤ摩耗低減を考えてとの事、、、
確かに転がり抵抗感は少なくて街乗りは良いけどね
リアトゥは車両安定を司る要素だから安易に抜いちゃダメでしょ

ノーマル基準値を依頼して調整結果が
フロントトゥin 2分(0.033度)過多
リアトゥin 4分(0.067度)不足
前後トータルトゥのバランスを見ると6分(0.1度)
オーバーステア方向の許容値ギリギリ
リアのキャンバー抜くのは僕のリクエストだけど
トゥまで抜かれちゃフロントに負けます、、、

調整前はフロントトゥOut過多でフロントの限界が下がったアンダーステア方向から
一気にオーバーステア方向のアライメントはあまりにも乗りにくい、、、

アライメント調整やり直しを相談したところ
「基準値からの調整範囲に入っているから問題無い」
との認識で、
再調整は有料だって(笑)

リアトゥのイメージは旋回中の遠心力に対抗する(限界を高める)角度になります。
トータルリアトゥ4分(0.067度)ってどのくらいの影響があるかを見てみると
シンプルに旋回中はOut側で遠心力に対抗していると考えると
遠心力に対抗するリアトゥは2分(0.0335度)
tan0.0335 =0.0006
100m走ると 100xtan0.0006= 0.06m
100m走ると6cm Outに膨らむ事になり
時速100km/h(27m/s)で3.7秒旋回すると6cmラインが違う事になります。
ステアリングが無いリアはトゥ設定がポイントになります。

アライメント調整するなら数値指定しなきゃダメですね、、、

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