バネ上とバネ下の運動

バネ上とバネ下の運動

フロントダブルウィッシュボーン&リア5リンクリジットって
典型的なトラック脚だけど良く動くなぁ~

ボディ上屋はバネ上固有振動数で動き
バネ上固有振動数以上の速い入力は免震状態
バネ下は同じスプリングレートで懸架されていても軽いのでバネ下固有振動数は高くなるので素早く動き路面追従する

ダンパーはピストンにバルブを設ける事でピストンスピードにより減衰力カーブを2種類持つので
ピストンスピードが低速からしっかりと減衰力を立ち上げてバネ上の姿勢変化速度をコントロールして旋回過渡特性を作り出し

路面不正通過等でピストンスピードが速くなるとピストンのバルブが開き減衰力を抜きサスペンションを動かし路面追従させる

サスペンションストロークを超える路面不正はバネ上固有振動数を超える入力なのでバネ上は動かずバネ下の自由運動になるので
ダンパーで制動仕切れなければバンプラバーに当たって突き上げ
伸びストロークが足りなければタイヤが路面から離れてジャンプします

バネ系の
スプリング&スタビライザーは荷重を支え且つ車両運動による姿勢変化量(姿勢)を決めていて

ダンパー系は
ロール&ピッチの姿勢変化率を制御しタイヤの面圧を作り出し
路面追従と乗り心地を作る為に高周波数入力時には減衰力を下げて脚を動かす。

サスペンションの役割分担を理解すれば
セッティング方法が少しずつ見えてきます

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