M-06 【アッカーマン調整の効果は!?】

昨夜、気になって手を付けちゃったM-06のステアリング系組み直し

ステアリングラックが前後逆組みしてあって
アッカーマン角が殆ど無かったのを修正
ステアリングワイパーとサーボホーンをつなぐリンケージが傾いていて左右でACFが変化していたので
リンケージを水平に修正

コレで「低速大舵角のステアリングブレーキ軽減」と「左右ステアリングスピードの同調」が出来たはず

早速、テストしてみると

嘘みたいにスイスイ走る(笑)

リアの重さを使って軽くリアを滑らせながらクリップに滑り込んでもガクっと失速しないし
左右旋回特性もかなり改善

アッカーマン調整はかなり大切、、、
「多少曲がらない&曲がり(回る)過ぎる」はサスペンションセッティング&アライメントでいくらでも調整出来るから
4輪のスリップアングルが浅くなる低速大舵角条件でのステアリングブレーキ軽減が最優先になりますね~

ステアリングブレーキでフロントが引っ掛かると
後輪駆動なら「巻き込み」のきっかけになるし
前輪駆動だとフロント荷重が増えるからグリップ過多になってコケる(笑)

しかもホイールベースが変更出来るシャシーだと
・ホイールベースが短いとアッカーマン角が大きくなる
・ホイールベースが長いとアッカーマン角が小さくなる
って関係

旋回中の転がり抵抗に直撃する要素だから
影響はかなり大きいと考えます

僅かに残った左右旋回特性の違いは
リアトゥ角を再確認
ようやく一番簡単で正確な測定方法を確立しました!

シャシーの側面に定規を当てて
DSC_1220
2本目の定規を当ててリアトゥコントロールリンクのボールジョイント軸との関係を見れば
必要十分な精度が得られます
DSC_1218

DSC_1219

走らせてみると
コレで左右旋回特性違いは解決
リアトゥコントロールリンクの使い方がだいぶ理解出来ました~

かなり神経質な部分で
ピシッと合わせないとリアのスラスト軸が狂って犬走りして加減速するだけで左右にフラつくし
ちょっと派手にリアサスペンションを当てると一発でリアトゥが狂ってハチャメチャな操縦性になります

しかも重心要素から絶対的に不安定なRRだからなお悪い(笑)

パワーONでトラクションを使って安定している状態をパワーOffとステアリング入力で崩して曲げて
パワーONでトラクション掛けて安定したアンダーステア領域に入れて
スロットルでスリップアングルコントロールして曲がっていく
「前後スリップアングルのバランス感覚」がセッティングポイント

決まれば楽しいけど
あまりにもピンポイント

う~ん
「ガラスのリアサスペンション」だ、、、

実車でRRが廃れていったのが良く解る
911シリーズって意地と根性で作られているんだなぁ

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