M-06 トゥコントロールリンク仕様のセッティング変更
先日のM-07Concept デミオ君で実験した
「キャンバーとグリップの関係」
の結果から
フロントタイヤのグリップ立ち上がり特性を変更します
1/10RCは質量が1/1000でタイヤ面圧が不足しているので
「ロール姿勢時に対地キャンバーが+になると
タイヤトレッド面アウト側ショルダー側に面圧集中が起こりグリップが増す」
って事がわかりました
って事で
フルスピードでストレート走行中にライン変更すると動安定が負になっていて運動が発散(スピン)してしまうM-06のフロントキャンバーゲインを調べると
・イニシャルキャンバー 1.0°
・フルロール姿勢 舵角50% 対地キャンバー0°付近
ストレートで神経質な動きの原因はコレっぽい
操舵してロールが進むにつれて対地キャンバーが減少してフロントタイヤのアウト側ショルダーへ荷重が集まり面圧が上がりグリップが増す
このフロントグリップの立ち上がりで旋回力が二次曲線的に強まる事で巻き込む動きになり
後ろ寄りの重心も相まって 振り子運動になりスピンに至る
って感じです
フロントのアッパーリンクシャシー側取り付け点を下げてバンプキャンバー特性をより-方向に変更して
フルロール姿勢でもキャンバー角が0にならないように変更
フロントに続いてリアは
トゥコントロールリンクの角度を変えてバンプトゥ特性を変更
今までのセッティングは
立ち上がりのスタビリティ重視で
バンプトゥIn&リバンプトゥOut
立ち上がりはフルパワー掛けても絶対にスピンしないスタビリティを確保したけど
スロットルOffで振りっ返しを使うと一発でスピンしちゃうし
減速旋回がフラフラ、、、
良く考えてみたら
35:65の重心による運動特性は負
なにもしなくてもトラクションはガッチリ掛かるんだから
苦手な減速旋回特性を優先しなきゃダメな事に気が付いた
って事で
トゥコントロールリンクを水平に変更して
バンプトゥ特性を見ると
バンプトゥ僅かにOut&リバンプトゥIn
偶然にもガンベイドのリアトゥコントロール設定と同じ
バンプトゥOutってのが気になるけど
どうせトラクション余ってるから大丈夫でしょ
(笑)
走らせてみると
減速旋回でのリアのスタビリティはバッチリ
簡単に曲がらない(回らない)から振り回し気味に走らせると調子良い
パワーONで巻くかと思ったけど
あんまり変わらない!?
スタビリティが確保出来たから
EPA100%のフルパワーが使えるようになって
「あとは減速一次旋回での強アンダーをフロントの減速力を高めて消すだけだなぁ、、、」
って考えていたら
突然どアンダーで曲がらなくなる
車をチェックすると
シャシーバラバラ まっぷたぁつっ!!
やっぱり耐えられずに千切れたかぁ(笑)
まぁ、、、
リブ&フランジがん無視で切り刻まれたヘロヘロシャシーだったからなぁ
さて、、、箱代えしよ
「絶対に折れる」と読んでスペアシャシー準備しておいて正解でした
最近 「車を乗り換える」事をツウぶって「箱代え」って言う人いますが
箱代えの意味は「モノコックボディの交換」
パワートレイン、電装系、サスペンション一式、内装、ドア、トランク、トランクリッドなどモノコック以外のコンポーネントを元車からそっくり新しいモノコックボディへ移植する事
「モノコックボディ≒箱」です
M-06はバスタブシャシーだから
正しくは「風呂代え」になるな、、、(笑)
シャシー交換で曲げ&ネジリ剛性が変わるから
最悪の場合
もう一回スプリング探しからやり直し~(笑)
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