本日の早朝作業は
M-06 リアダンパー減衰力変更のテスト
昨日のテスト結果で
「前後減衰力バランスのフロント>リア」でロール過度領域でのオーバーステアが強い事がわかったので
リアダンパーの減衰力を高めてロール過度領域のステアバランスをニュートラル方向へ調整しました
走らせてみると
ステアリング入力でのリアの振り出し量が少なくなって安定しましたが、、、
ちょっと派手さがなくなって寂しい感じ
派手な慣性ドリフトで滑り込むのがRRっぽくてカッコ良いんだけど
リフェバッテリーのスピードでセッティングしちゃうと よりハイパワーなリポバッテリーにしてブッ飛ばしたら破綻しちゃうから
ちょっと寂しいくらいが丁度良いはず
リポバッテリーでセッティング出したM-07 Concept デミオ君はリフェバッテリーで走らせると退屈なくらいド安定ですからねぇ
M-06もリフェバッテリーだと退屈なくらいに仕上げます。
今日でサスペンションセッティングはほぼ仕上がりましたね♪
残った悪癖は
舵角を増していった時
ある閾値を越えると二次曲線的にフロントの旋回力が立ち上がってくる事
リアがスキッドしているんじゃなくて
フロントOut側タイヤが引っ掛かっている動き
舵角が浅ければ綺麗に曲がるので
原因は2箇所
① フロントバンプトゥ特性
現状でバンプトゥ±0の設定なので
初期入力からアウト側タイヤに荷重が乗るほどフロントタイヤのグリップが増えるので
スリップアングルが減少して実効舵角が増えている
フロントが重いFFなら基本特性がアンダーなのでバンプトゥ設定でアンダー対策になるけど
基本特性がオーバーステアなRR&MRだと巻き込みの原因になります
②シャシーのネジリ剛性不足
サスペンションセッティングでバランスさせてもシャシーがネジレてしまえばアンダー&オーバーが入力荷重でコロコロ変わる
実車で「カブリオレ&ロードスターがどんなに頑張ってもクーペ&セダンみたいに仕上がらない」理由はコレ
我がM-06は前オーナーが「軽量化」狙いでシャシーを切り刻んじゃったから
ノーマルシャシーに対して剛性不足
リポバッテリーでフルパワーにしてブッ飛ばすと「何とも言えない不安な感覚」が来るし
サスペンションをハードセッティングにしてからセッティング変更に対する感度が低くなってる
M-07 Concept デミオ君とM-06のシャシーをネジって比べてみると
ホイールベース(シャシー全長)が短くて剛性的には絶対有利なM-06の方が明らかに柔らかい
剛性不足の車にハードセッティングした車の動きで
まさに「狂おしく身をよじるように走る」ってヤツ
って事で
減速旋回中の動きが妙だから
フロント周りのシャシー剛性がかなりアヤシイ、、、
グリップの低いアスファルト路面でコレだから
ハイグリップなカーペット路面だと更にダメだろうなぁ
対策としては
先にシャシーを新品交換してネジリ&曲げ剛性を取り戻す事なんだけど
下手するとサスペンションセッティングやり直し
週末にサーキットに持ち込む予定だから時間が足りない
って事で今回はフロントバンプトゥ特性を変更してバンプトゥOutにしてフロントを逃がします
これでフロントの引っ掛かりが無くなれば旋回速度が一気に高くなるので
快適に周回出来るはず
シャシー剛性不足だと速くは走れないけど
多少フラつく方がドライブフィールは面白くなるしネ(笑)
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