今日のM-06テスト走行
昨日までのテストでLSDのロック率不足でトラクション抜けの問題が残ったので
イニシャルプリロードを全締めから135°緩め→45°緩めに変更
これで減速側の巻き込み対策はバッチリ
LSDの減速側締結力とイニシャルプリロードはタックイン対策に重要な項目
特に重心位置が後ろ寄りになるほど減速側のロック率が高くないと許容スリップアングルが浅くなる
加速側と減速側のロック率設定は車両の前後重量配分に関係しているようで
前後重量配分が50:50のBMWだとLSDも50:50の2Wayで
40:60のポルシェ964だと40:60で減速側が強いLSDが標準装備されています
M-06の重量配分は35:75だからボールデフだと50:50の2Wayだからバランスはイマイチ
減速側が不足して加速側がロック率過多になる傾向
イニシャルプリロードは加減速が弱い状況での締結力になるので
パーシャルスロットル付近での巻き込みやタックイン対策になりますし
インリフトした時にアウト側タイヤに掛かるトラクションとも関係している大切な要素
低イニシャルプリロード仕様は回頭性が良い
反面 「回りやすい」って事になります
で、、、
走らせてみると
明らかにスタビリティとトラクションは向上してアンダーステア方向になってトラクション抜けも少なくなって走りやすくなりました~
が、、、
良い動きになったからしばらく8の字を続けていると
だんだんオーバーステア方向に変化していって
フラフラし始める
今まで短時間テストで動きを見ていただけなのでタイヤの発熱まで見ていませんでした、、、
一度止まってタイヤに触れると
明らかにリアタイヤよりフロントタイヤが発熱してる
イニシャルプリロードUpで回頭性が下がった状態でフロントタイヤを使いまくって曲げればフロントタイヤが発熱して当たり前
そりゃオーバーステアになるよねぇ、、、
対策は、
① LSDのイニシャルプリロードを抜いてフロントタイヤの仕事量を減らす
②リアの減衰力を高めてロール過度特性をアンダーステアにする
①だと回頭性が良くなるからフロントタイヤの仕事量が減るけど
同時にトラクションが下がって旋回加速力が下がる
しかもフロントタイヤが発熱すればやっぱりオーバーステア方向へと変化するから時間の問題
②だとフロントタイヤが発熱した状態を見越してロール過度領域をアンダーステア方向に振るから
フロントタイヤが発熱するまでは進入アンダーに苦しむ
まぁ、、、
この2択なら安定方向になる②ですね!
リアダンパーOILを400→600番に変更して
リアの減衰力を高めてみます!
これでダンパーOILは
フロント 200→400番
リア 400→600番
さて、、、どうなるか!?
やっぱりLSD弄ると車がガラッと変わっちゃうんだよなぁ
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