M-06 【スプリング&ダンパーのテスト】

デミオ君の修復後のテストも終わり
次はM-06 相模麗心愚 サニー君のスプリング&ダンパーテスト

前回のダメ出しポイントは
ステアリング入力に対して初期で曲がらず
遅れてから一気に旋回力が立ち上がる
「後曲がり」特性

重量バランス&サスペンションのレバー比&ACFからスプリングレート&ダンパーOIL粘度を簡易計算で求めてセッティング変更

テスト走行は遅いリフェで十分
サスペンションセッティングにリポのフルパワーは必要無し
前後のバウンス系を見るテストなので速度はあまり重要じゃありません~
DSC_0074_1
走らせてみると、、、
フロントレートUpが効いて「後曲がり」は解消
荷重変動によるパワーONアンダーステアステア傾向は残るけど
減速~アプローチでの安定性は向上
ブレーキ掛けても巻かなくなりました~

前後のバウンス系のバランスは良好だけど
絶対的なロール剛性不足で
ロールが大きくIn側のタイヤが使えていないのが残念なポイント

次はスタビライザーを導入して
ロール剛性を高めてタイヤのグリップを引き出します

バウンス系の問題点は
まだまだスプリングレート&ダンパー減衰力不足で動きが大きくルーズ
スタビライザーを組めばリフェバッテリーなら仕上がりそうだけど

最終的には20000rpm級のモーター&リポバッテリーで「バキュン!」ってブッ飛ばすから
より高レート&高減衰力が必要

現状の白 320g/mmだとホイールレートで146g/mmだから
レバー比1のM-06ノーマルの黄 150g/mmより柔らか目
350~450g/mmくらいをカバーするスプリングセットが必要だなぁ

ダンパーOILも700番じゃ不足
ノーマルのM-06 proが900番で
フロントが3穴 リアが1穴のピストンだから
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単純にレバー比だけ考えれば1970番付近ってデフOILみたいな番数になっちゃう
一度試してみても面白いかな?(笑)

ノーマルの900番ってダンパーOIL指定とリアトゥIn 3.5°は
「シャシーの重心位置設定の悪さ」を押さえ込むための誤魔化しなんじゃないのかなぁ?

多分、一番重心が後退するS寸(HB208mm)で安定させるためにピッチングをダンパー減衰力で抑えてる
スプリングレート&ダンパー減衰力合わせて高めるのが基本なんだけど
「初心者向け設定」を考えると動きがタイト過ぎて不向き

柔らかいスプリングでのルーズな動きで走行安定性を出すにはリアトゥを増やすのが一番手っ取り早いし
型改修もリアロアアームサスピンの部分だけだから設計変更対応も比較的少なくて済む

そもそも設計での最初のボタンの掛け間違いは「縦置きバッテリー」だと考えます

ホイールベースを縮めるほど重心位置が後退するしかない悪設計
素直に横置きバッテリーで設計して
S寸(HB208mm)で40:60付近に重心位置を置いてフロントセクションを使ってホイールベース調整すれば
ホイールベースを伸ばすほど重心位置が後退する関係になるので
S寸でのピーキーな動きは緩和されたはず

M寸 L寸は重心位置要素は悪化するけど
トレッド一定でHBが伸びるから安定方向だし
バッテリーマウント位置を選択調整式にすればユーザーの楽しみも増えたはず

M-06を触って改造してみて、
そんな感じを受けました

さてぇ 次の改良ポイントは
①さらなる走行安定感を狙ってハードサスペンション&スタビライザー追加
(コケないって事はタイヤのグリップが出せていないって事)
②バッテリーをショートリポに変更して重心位置を4%ほど前進させてフロント荷重を増やす

コレでかなり改善されるはずなので
「笑えるドリフト仕様」から
「ハイレベルな笑えるドリフト仕様」になるでしょう♪

この2点でほぼ決まると思うけど
「改造は漢のロマン」
多分、アイディアが出る限り止まらずに突き進むだろうなぁ(笑)

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