E36 325I CABRIOLET 幌のメンテナンス④ 【ソフトトップ フレームの調整】

今日の早朝作業は、、、
325i Cabrioletの「幌の建て付け修正」

どうも左後ろからキシキシと内装が鳴る音が止まらない
嵐になるとAピラーの継ぎ目から僅かに水が入ったくる
先日の「幌の内張り取り外し」で事故歴が確定したので見直します

鳴りそうな場所を色々調べて見ると
やっぱり幌のフレームのチリか数mmズレていて
左側フレームがゴムカバーに当たってるのを発見
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ここが内装鳴りの原因です。

って事でバラして調整します

早速 内装分解から、、、
ひじ掛け部分はクリップ固定だから前方に軽く叩けば外れる
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ドアのウェザーストリップを外すのには一番上のゴムカバーのプラスチックリベットを抜いて捲ればOK
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プラスチックリベットは小さいから無くさないように注意です
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次はリアクォーターウィンドウのウェザーストリップギャップの取り外し
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クリップ固定だから上に持ち上げれば外れるけどボディに傷を入れないように注意です。
オヤクソクでゴミが溜まってドロドロに汚れているので掃除しちゃいましょう

シート座面はクリップ固定だから引っ剥がせば取れるのでガツンと一発
ヘッドレストも刺さってるだけなんだけど
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ちょっと固い

足場を良くしてから両手で持って真上に引っ張りながら左右に少しコネればスポッと取れます
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勢いでコケないようにね(笑)

シートバックも同じくクリップ固定だから上をつかんで引っ張れば簡単に外れる
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ヘッドレストの棒が固定ピンを兼用してる良い設計ですね~

シートを外すと内装を固定しているスクリューが出てくるので緩めるんだけど、、、
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ここまでバラしてからトルクスが出てくる
「BMW流の意地悪」が発動(笑)
+スクリューか8mmくらいのボルトでも言い方じゃん

T-20のトルクスでスクリューを外して
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内張りを車内側に引っ張れば外れるんだけど、、、
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妙に硬くて壊れそうだから、
内張り外しを突っ込んでクリップを取り外す
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コレで幌のフレームが完全に見える♪

幌のフレームを固定しているのは片側3箇所
底の2本で固定とシムを使った高さ調整
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前の6mmギャップボルトはシムを使って前後の位置調整ですね~
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今回は前方向に調整するから
右側の隙間を基準とするから測ってみると6mm
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幌フレームに当たっている左側は4.75mm
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1.25mm前に調整すればOKですね~

早速 幌フレームの位置調整
底の13mmのボルト2本を緩めてブラケットがスライド出来るようにして
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前の6mmキャップボルトを緩めれば
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シム調整が出来、、、ない!?

シムがギチギチに詰まっていて全く外れない

レバー突っ込んでフレームブラケットを押してなんとかシムが抜けた、、、
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これじゃ調整じゃなくて楔になっちゃってるよ
何考えて作業したらこうなるんだ?(笑)

入っていた調整シムは9枚
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厚さは1枚0.8mmだから、、、
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ちょっと多めだけど2枚抜いて1.6mm前に調整しました~
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これでソフトトップリッドを開閉して動作確認したら
左側はゴムに当たらなくなったけど右が僅かに擦れる音がする
右側も調整が必要ですね~

今朝はここでお仕事の時間になっちゃったから続きは明日♪

不具合に至った要因は、、、
追突事故で板金修理の際にソフトトップを分解(内装は破壊)取り外ししてシムの枚数だけ記録

板金後の再組み立てで記録したシムの枚数だけを守って「作業途中での動作確認と調整」をスッ飛ばして一気に全部組み立て
最後に動作確認して「当たり」に気が付いてもバラして調整が面倒でそのまま納車

もしくは動作確認したときに「当たり」に全く気が付かなかったんでしょうね、、、

TIS(整備指示書)には調整方法は記載されているけど未調整だから
街の板金屋で修理したんだろうなぁ、、、

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