先日のドア内張り修理、、、一度は完了したのですが、
低級音が減る事による質感向上が楽しくなって、追加メニューを施しました
防音、制震で調べるとオーディオ関係のネタで「デットニング」って手法がありますが、
いくらなんでも重過ぎで却下!!
重量増加を極力抑えて、防音、制震、断熱を狙い、思いついたのが
「ドア内張りの発泡ウレタン裏打ち」です
とりあえず、頭の中の「妄想作業指示書」がまとまったところで、ホームセンターで材料購入
吹き付け塗装用 養生テープ
ウレタンコーキング
1液発泡ウレタン
車から内張りを剥がしてきて作業開始です♪
まずは、ドアポケットと内張りの補強と制震狙いで、ウレタンコーキングを打ち込みます。
ココで大切なのは材料選びです!!
ホームセンターで売っているコーキングは3種類
1.シリコンコーキング
2.変成シリコンコーキング
3.ウレタンコーキング
この中で元も流通していて入手しやすいのが「シリコンコーキング」ですが、
不用意に使うとトンでもない事になります。
耐久性は最も高いのですが、「一度ついてしまったらほとんどの塗料、接着剤を弾く」って最悪の性質があります
つまり、、、塗装も接着も出来なくなります。
家の補修や簡単な充填に気楽に使わない事をお勧めします。
FRPやエポキシですら寄せ付けないほど強力ですよー
オマケに乾燥が早いのでヘラで均せる時間が短く仕上げが難しいです、
目安はヘラで弄れるのは1往復位です。
コーキングで一番難しい材料だと思います。
特徴としては、接着力が強いのでガラス面などには最適です。
間違っても家の外壁補修に気楽に使わないでくださいねぇ~
「変成シリコンコーキング」は接着可能って話は聴きますが僕は選びません、耐久性意外あまり利点を感じない(笑)
「ウレタンコーキング」は、塗布した表面に塗装、接着も可能、硬化時間も遅いので仕上げも簡単、
使いやすい材料です。
速乾仕様を選べば20分で硬化する物もあり使い勝手がナカナカ宜しい
ただし、耐久性と接着力はシリコンに比べて劣ります、
接着力は、専用プライマーを塗布すると強力に接着します
今回は上から発泡ウレタンを吹くのでウレタンコーキングを選択です!!手抜きでプライマーは無し(笑)
まずは、マスキングテープで養生して、、、
ガンでウレタンコーキングをしっかり打ち込んで、、
ヘラで手早く均して、、、
固まる前にマスキングを剥がして出来上がり♪
——-ココで12時間以上硬化待ち——-
コーキングが硬化したところで、発泡ウレタンを吹くためのマスキングです。
発泡ウレタンもかなりの接着力があるので、下手に付いたら取れなくなって泣きが入ります、
慎重かつ念入りに、、、
内装の表面に間違っても付かないようにガムテープと養生テープを駆使してマスキング
養生が終わったら発泡ウレタンを吹き付けます、
この時に大切なのは温度です、
温度が低いと十分発泡しませんので、最低でも気温15度以上の時に吹き付ける事をお勧めします。
今回はちょっと寒かったので、
「スプレー缶をぬるま湯で暖める」って暴挙に出ました(笑)
温度を間違えると爆発しますので、、、、真似しちゃダメ!!
一気に吹き付けたので写真取るヒマが無かった、、、、
吹き付けた後でストーブで温めた部屋に持ち込んで放置したら、、、
もりもりもり、、、、(笑)
2時間後見に行ったらトンでもない量に、、、ドア片面に1本は流石に多かったか、、、
まぁ、こんなにモリモリになっても簡単にカッターでサクサク切れるから結構楽しい作業♪
大まかに表面をサクサク切り落として、、、
スピーカーホール等の穴あけ処理を行って
下地完成!!
さらにドアに当てながら現物合せで削り込んで、、、、
ドアと内装の合いを出して、、、
組み付けて完成!!
早速ドアを開閉してみると、、、
物がビビる音が無くなり開閉音は高級車♪
内張りに触れてみると、中身が詰まったシッカリした触感♪
試しに運転してみると、車内が少し静かになりました
重量増は1kg以下で質感向上!
バラしたついでの作業でお勧めですー
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