29日は富士川滑空場でFK-12のタキシングテストと雑誌取材でした。
前日にローダーに積み込み、
富士川滑空場に叔父が運び当日の早朝から機体の組み立てて、、、
続きを読む 日のあたる場所へ、、、
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深夜のエンジンテスト
いよいよ最後のツメになってきました。
29日は富士川でFK-12の雑誌取材とエンジンテスト
積み込みを28日に行うので、5日しかありません!!
29日までに出来る事は全て終わらせます。 続きを読む 深夜のエンジンテスト
後席トレーニング
久しぶりに富士川滑空場に行ってきました
数ヶ月振りのソアリング機です(笑)
今回からASK-21の後席でのトレーニングを開始、「次は教育証明を取りなさい」ってプレッシャーは日増しに強くなっているのをひしひしと感じます、、、
人に教えるのって難しいんですよねぇ
初めてのASK21の後席は、、、広くて快適
教官を前席に乗せて離陸開始、「うっ、、、前が見えない」
前見えないでどうやって飛ばすんだよ!! おーー曳航機はどこ行った!! 感覚的に前方視界は前席の40%程度でしょうか
離陸直後から曳航機の後ろでピコピコフラフラ、完全に遅れ&オーバーコントロール
しかも曳航パイロットはベテランの高橋 淳さん、
バンクは浅いしロールレートも非常にゆっくり 最小限の舵で飛ぶので、ピタリと超安定、、、
滑らかで丁寧な操縦の超ベテランパイロットに静穏大気状況、操縦の「ボロ隠し」が出来ないからミスが全部見えちゃうんですよねぇ、、、
後席からの感覚は機首が思いっきり長い単座機ですね、前を見る時はチョット首を傾けて覗き込めばOK
高度600mで離脱する頃には感覚は掴めて来ました
今回のフライトは後席での操縦に慣れるためなので、基本的な失速や左右旋回を繰り返して練習していて感じるのは
動きがのろい、、、、ためしに120km/h位出してフルエルロン入れても、のたーっと向きを変える
感覚がすっかりFOXに馴れた状態で複座練習機のASK-21に乗ると、「クラウン」に乗っている感覚ですね
流石は練習機、ほっといても勝手に安定して飛んでるし柔らかい翼で乗り心地は滑らか、「振り回して飛ばそう」って気持ちにはなりませんね、、、
この機体でもベーシックアクロは可能なんですが
何でコレでアクロ出来ちゃうの?? とんでもなく難しいんじゃない?
改めてASK-21でのアクロを見るとFOXに比べるとグライダーらしい”優雅”な動き、
機会があればASK-21でのアクロに挑戦してみたいですね
今回の後席トレーニングで見つけたポイントは、離着陸の時は首を傾けて横から覗き込んで前方を見る
前方視界が悪ので判断遅れと、それに起因するオーバーコントロールに注意
ASK-21での当面のトレーニングは後席で不自由なく飛ばせるようになること
簡単には取れない教育証明ですが、少しずつ進めていくしかないですね、、、
先は長いなぁ~
【グライダー部】予期せぬ再会(笑)
エルロンロール克服かっ!?
先週末にFOXにTCD(耐空性改善通報)が出てしまった、
TCDは航空局から発せられる整備点検指示で、実施しなければ機体の耐空性(安全性)が満たされない(車だと整備不良で車検取り消し扱い)って極めて大切な点検整備指示です。
肝心の内容は「飛行中にエルロンリンケージのベルクランクが取り付け部から剥離してエルロンコントロールを失う恐れがある」ってちょっと怖い内容
さらに詳しくSB(サービスブリテン;メーカーの整備点検指示書)の内容を読むと、
事故事例は地上で車をエルロンにぶつけたり、グランドハンドリング中にエルロンにオーバーロードを掛けた後にフライトして飛行中に壊れたらしい
メーカーによるダメージの解析が終わり、リミテーション解除のSBが出るまでは、エルロンに後から荷重の加わる飛行が出来ない状況
つまり後ろ向きに飛べない、、、orz
具体的なシーケンスでは”ハンマーヘッド”、”テールスライド”が出来ない状態です。
しかし、今日はエルロンロール系を重点的に練習するからバックで飛べなくても問題なし!!
TCD点検作業の後、トレーニングを開始、
エルロンロール
前回の失敗を踏まえて、ピッチコントロールを重視してとにかく沈まないこと
バンク90°270°近辺でのトップラダーと背面領域でのエレベーターDownを特に意識
背面の姿勢のイメージはこんな感じに、ちょいと機首上げで、、、
方向転換はハンマーヘッドが使えないので、1/2キューバン8&1/2リバースキューバンで対応
(1/2ロールが入るので好都合)
離陸位置で機体に乗り込みスタンバイしていると、インストラクターのS井さんからの愛あふれる伝言
「甘ったれんな、一人で行って来い!!」
ひぃぃ、、、いってきます、、、(涙)
曳航中に改めて考えてみると、
準対象翼、上反角”0”の翼
薄い取り付け角
この2点を見ても基本特性は背面飛行時のピッチが異なるだけで操縦特性の変化は少ないはず
つまり過渡領域を上手くつなげば背面でも同じように飛べる
背面に向けてエレベーターを押す量は背面飛行の位置をイメージすればOk
ハスキーに曳かれ1200m上空から練習開始
シンプルにDown line45°で200km/hまで増速
レベルに戻して一呼吸おいて一気に右フルエルロン
バンク45°~90°はアドバンスヨーで機首が上がるのをトップラダーで僅かに助けて
120°付近から前方目標に押し付けるように”じわっ”とエレベーターを押し込む
前方目標を動かさないように、押し付けるイメージのまま220°まで周り
270°に掛けてトップラダーを入力がして機首を支える
270°から押していたエレベーターを緩めて出来上がり♪
沈まない&軸もズレない♪
そうそう、コレよコレ!! ポーランドで掴んだ感覚はっ!!
イメージを捕まえれば、いきなり動きが知覚できますね、
原因は単純、
エレベーターDown不足=背面ピッチ低い=揚力面の切り替え不足(背面飛行へ移行できてない)=背面で揚力が出ていなければアドバンスヨー(機首上げ要素) も不足する
しっかりと背面で翼の裏表を切り替えていないから全てがダイブする方向に作用していたんですね。
方向転換を繰り返しでぐりぐりとエルロンロール祭り
軸もずれないし、速度も大丈夫!! 楽しすぎるっ♪
最初のフライトでエルロンロールに関して良い感触、
持ち帰った問題は1/2キューバン8でのヘディングのズレ、
背面45°Downlineからの右1/2ロールでヘディングが左にズレる
地上でエルロンロールの感覚と操作を確認しながら、改めて考えると、、、
いままでのエルロンロールのミスと同じで背面飛行を確立できていないからダイブ
バンクが残っている状態からエレベーターUPで引き上げるから左にずれる、
対策は背面45°Downlineからの1/2ロールでエレベーターDown
バンク270°に向けてトップラダーを入力してみる事に
2回目のフライトで、エルロンロールの感触を確かめた後に200km/hから4Gで5/8ループ
エレベーターを押し、45°Downlineを確立して-1Gを掛けて、一気に右フルエルロン
アドバンスヨーでエルロンが引っかかり機首が僅かに持ち上がるような感覚、
トップラダーを入れて機首を支えながら 45°Downlineにエレベーターで押し込むイメージ
増速も穏やかに軸もズレないで1/2ロール♪ 失敗した時の機体が嫌がる感触も無し。
気になるのはロール中に僅かに機体が振動すること、
AOAも薄いし、Gも掛けていないから失速(この表現って絶対に変)じゃないから、、、
トップラダーを入れて滑りが大きいからでしょうか?
見つけたエルロンロールのポイントはただ一つ、、、
「とにかくスティックを押せ!! 全てはそこから始まる。」
単純なミスでしたがこれで体の感覚と機体の動きが一致してピタリと付いてきます♪
ミスを見つけ、原因と対策を考え、実行して成果が上がる
いつもはツンケンして気難しいFOXがようやく振り向いてくれた気がします、
FOXってツンデレ系か!?
今回のトレーニングでエルロンロール系のハマりから脱出できそうです。