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妻沼グライダーフェスタ 無事終了

3/3の妻沼グライダーフェスタでのRED FOX2のデモフライトは無事成功となりました
前日の夜まで雨が続き、前日の機体陸送後の機体組み立てと練習フライトが当日の朝にズレ込み、
午前中のスケジュールが詰まりストレスの掛かった運航状況になりましたが、素晴らしいデモフライトを披露することが出来ました。
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何とか天候は回復、、、ほっと一安心

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早朝から機体を組んで準備を進めます

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デモフライトならではのスモークシステムを取り付けます

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両翼に特大煙幕花火装着!!

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デモフライトパイロットは世界選手権9位の梶 智就さん
離陸前のチェックが終わり、曳航機を待つ一瞬
一気に集中力を高めます

コンペスタイルの普段のトレーニングとは違う、梶さんとスモークを引くFOXの”魅せるアクロ”は優雅さとエネルギーに満ちた曲技専用グライダーならではのフライト
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僕の”町内会盆踊りアクロ”とはレベルが違います、、、orz

特に歓声が上がるのは動きの大きいスナップロール系、今回は空域による高度制限でキャンセルになったラムシェバックなんかは更にウケが良さそうです。
圧巻なのは280km/hでのローパスからのインメルマン、
地上数メートルを280km/h近くでパスして7G近くで引き起こして1/2ループ+1/2ロールで反転
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最後のインメルマンの連続写真です、強烈な引き起こしのGで翼がしなっています。
このFOXの写真は航空写真家の山さんから頂きました、
これでも画質はかなり下がっているんです、出来が違いますね、、、

風切り音を引きながらインメルマンで駆け上る
普段、FOXで飛んでいても、、、思うことは単純 「かっこいい、、」(笑)

「グライダーは滑空して降下する」って紙飛行機的な漠然としたイメージしか持たない方には衝撃的な光景だったようで
聞こえてくる言葉は「エンジン無いのに垂直に昇ってる!!」とか「飛行機のアクロバット並みにできるんだ!!」、「ジェット機みたいな音がする!」などなど、、、

フライトが終わってブースの隣で地上展示と写真撮影&サイン会に移ると、、、
機体清掃もままならない程の大盛況、この熱気は高校の時の文化祭を思い出します
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梶さんは取材、サイン、写真撮影にひっきりなし
(意外なほどのサービス精神を見せて思わずチーム全員が驚く(笑))

豊富な知識と人当たりの柔らかさなHさんがコクピット担当してお父さん&子供への機体説明とコクピット体験
僕の周りははじいちゃん&ばあちゃん(笑)

お昼ごはんを食べる事すら忘れ、気が付いたら夕方で機材撤収、
東海大学航空部の方々に機体清掃を手伝っていただいている間に落ち着いて遅い昼食を取ることが出来ました、

コレはとても助かりました、、、、ありがとうございました。

今回のイベントを通じて、Web等のヴァーチャルな情報ではなく、リアルでグライダーアクロを感じて存在を知っていただき
少しでも日本にグライダーアクロを根付かせる基盤を整え、将来のグライダーアクロパイロットの種を撒くことが出来たはずです
僕の場合は幸運にも(笑) FOXのアクロを見た初日に体験搭乗してGを喰らい精神的、肉体的に衝撃を受けてオチた訳ですから
やはり実物を見て感じてもらうのが一番だと思います。

今後も機会ある度に「グライダーアクロの魅力」と「曲技飛行への入り口」を伝えていきたいと思います。

今の日本では数千人、数百人に一人かもしれませんが”変わった鳥”は確実に日本の何処かに居るはずですから

最後になりましたが、
関係者各位のご尽力により素晴らしいデモフライトを安全に滞りなく実施できました
チームの一員として感謝申し上げます。

ありがとうございました。


グライダーエアロバティックチーム「RedFox Ⅱ」始動

2012年1月よりグライダーエアロバティックチーム”RedFoxⅡ”が結成されました。
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競技曲技飛行の認知、普及と選手育成の日本の基盤となるために活動していきます。
基本的な活動は競技曲技飛行トレーニングや異常姿勢からの回復訓練、ベーシックエアロバティックトレーニングであり
対外的な活動としては、グライダーでの曲技飛行を知っていただく為に、エアショー等でのデモフライトを行っていきます。
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エアショーで認知を広め、パイロットの勧誘、チームに参加、日本での基礎トレーニング
海外での集中トレーニング、選手権出場、の流れを作ることを目標とします。
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チーム内での僕の役割は”マネージャー”です。
「グライダー陸送から組み立て、地上支援、撤収」の運航全般から弁当手配まで何でもって事で
つまり、、、何でも屋(笑)
器用貧乏のお手本の様な人生を歩むタイラップですから、適任かもしれません

何でもやりましょう、やらせていただきましょう♪

もちろん僕の選手としてのトレーニングも順調(前途多難、進行遅々との評価もありますが)に進んでおります
「大人の部活」として一気に面白くなってきました!!
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“REDFOX2”としての初仕事は3月3日埼玉県熊谷市の妻沼滑空場で開催される
「全日本学生グライダー競技選手権大会」の開会式のデモフライトを行います。

パイロットは世界選手権アンリミテッドクラス9位の「梶 智就」さん

当日のスケジュールは未だ未定ですが、午前、午後の2回フライト予定です。
「グライダー曲技飛行がどんなものか?」興味のある方は是非遊びにいらしてください


初牽引 グライダートレーラー陸送♪

日曜日にFOXのトレーラーを車検に出す為に板倉滑空場から大利根滑空場へ陸送しました。
もちろん、牽引免許を取ったので今後の陸送要員としてOJTです。

0830頃に板倉到着、
滑走路横のトレーラー駐車エリアから格納庫前に引っ張り出して洗車
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車検を機会に一年分の埃を落とします。
冬の朝の手洗い洗車、最初は水が冷たいですが、そのうち麻痺してわからなくなります(笑)

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トレーラー内の片付けと書類の確認、
機体の固縛を確認していざ出発♪

最初は助手席から動きと減速感を掴んで、
残り30km地点から運転交代

初グライダートレーラーの牽引は、、、
おっかなびっくり(笑)

引いているトレーラーは約1200kg 長さ約8m 全長は12mほどになります。
慣性ブレーキは付いていますがABSは無いので急制動はジャックナイフを誘発するから絶対禁止
とにかく先を読みながら丁寧に、、、

ヒヤヒヤしながらも無事に大利根に到着
う~ん、、、変な汗が出る


サンタクロースを追跡!!

クリスマスイブの夜はサンタクロースが北極圏の自宅から離陸して世界中を駆け巡り子供にプレゼントを届けます♪
超音速流の圧縮加熱で赤熱した鼻のトナカイに引かれたそりに乗り
衝撃波の尾を引き世界を駆けるサンタクロース

フライトプランは正式に提出,受理されているようなのでADIZ(防空識別圏)を超えてアメリカの領空に入ると
インターセプト(要撃)を受るどころか戦闘機のエスコートが付くようです(笑)
米国コロラド州コロラドスプリングにあるNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)が衛星、レーダー、追跡機、を駆使してサンタクロースを追跡します。

サンタクロースの現在位置はNORADのサイトで確認することが出来ます

<http://www.noradsanta.org/ja/index.html>

サンタの追跡以外では NORAD のお仕事は、、、

米国とカナダが共同で運営する防衛軍事組織で、北米の大気圏および宇宙空間の警戒、管理、および海洋の警戒を任務としています。
差し迫ったミサイルや空からの攻撃を警告し、北米の領空主権を守り、
航空攻撃に備えた軍事力の維持を目的としています。
NORAD はこの重要な任務に 24 時間 365 日当たっています。
そして毎年クリスマス イブになると世界中を飛び回るサンタの追跡という特殊任務が加わるのです。
NORAD についての詳細は www.norad.mil をご覧いただくか、 Facebookの でフォローしていただけます。

NORAD発表のサンタクロースのそりに関する技術データ
設計者と製造会社   クリス クリングル & 妖精社
初飛行(推定)    西暦 343 年 12 月 24 日
本拠地    北極
長さ 75 ステ(ステッキ形キャンディの本数)/150 ペロ (ペロペロキャンディの本数)
幅 40 ステ/80 ペロ
高さ 55 ステ/110 ペロ
注: 全長、幅、高さはトナカイを含みません。
離陸時の重量 75,000 グミ(グミキャンディの数)
離陸時の乗客重量 サンタクロース 120 kg
離陸時のプレゼントの重量 60,000 トン
着陸時の重量 80,000 グミ(氷と雪による加重)
着陸時の乗員重量 570 kg
推進力 9 トナ(トナカイ パワー)
装備 トナカイの角(純粋な防衛目的)
燃料 干し草、麦、にんじん(トナカイ用)
排出物質 極秘
上昇速度 1 瞬(目の瞬き 1 回分)
最高速度 星の光の速さ以上

地球最速の航空機ですね(笑)


自戒

今日は板倉でアクロトレーニング

枕元の電話が鳴る音で目を覚ます、、、
布団の中で電話を取ると、整備N西さんの声「今どこ?」

「ふ、、、布団のなかです(泣)」

目覚ましを見ると2個ともしっかりと鳴っていて、止めた痕跡無し
前日の疲れを引きずっていたのか、睡眠時間は十分だけど見事に寝坊、、、

N西さんには先に板倉に向かって頂き、
速攻で身支度して足の速いM3を選び急いで出発
いつもは0600には相模原出発ですが、0645に伊勢原発
130km彼方の板倉滑空場に0900集合だから平均時速は60km/hは必要
高速使ってギリギリ届くか、、、って最悪のプラン

到着時刻を考えながらコースを考えていると、メーターにオレンジの警告灯!!
燃料入ってない(泣)
最寄のスタンドに飛び込み、給油時間も惜しんで30Lだけ給油して先を急ぐ、、、

0925板倉滑空場に到着、、、
完全に遅刻、、、はぁ、、、やっちゃった、最低の朝だ、、、orz

到着して挨拶&お詫びの後に25分の遅れを取り戻すべく、
速攻で曲技飛行のノータムを発行&東京航空交通管制部に曲技飛行実施を連絡
トレーラーを引き出しFOXを組み立てる
1100のブリーフィングの後に外部点検が終わり運航開始、
天候は曇りベースで下り、午後には雨の予報なので速めに飛ばさなきゃ雨に打たれる

機体の準備後、セットポジションで曳航機を待っている時間を使ってイメージトレーニングで集中力を高める
今日は、2012 Advanced Knownの前半を練習、
先日のTCDにより相変わらずテールスライドとハンマーヘッドは飛行不可なので
最初のテールスライドをキャンセルして、インメルマンに変更

前回のフライトの良い感覚を忘れないように、ロールではDownとトップラダーを入れ、速度とGを押さえ気味に飛んでエネルギーロスを抑える事を重視

スピン1+1/4
スピンエントリーの減速時に時に下から見ているとフラフラとバンクしていると指摘を受けるが揺れていた自覚無し??
どこで揺れたんだろう

3/4ループ~背面
垂直降下からの引き起こしを200km/hから開始しているが背面でストールギリギリのフラフラ状態、もう少し速度があったほうが良さそう、、、

背面~ Downline ~1/4ロール~水平滑空
背面での軸のズレをごまかしながら1/4ロールでUpwindへ出る、水平での速度の目安は次の1+1/2ロールを見越して230km/hで出る

1+1/2ロール~背面飛行
視程が悪く姿勢判断が遅くなりピッチコントロールが悪く降下気味で出る

背面~背面旋回
速度を落ち着かせて背面旋回へ、前回より安定してきたが、修正舵が多く出来はグダグダの寸前

背面~1/2ロール
160km/hを確認してから1/2ロールで姿勢を戻すが軸が通らない

インメルマン
スピンエントリー時の減速でUpwindにポジションがズレたのを200km/h~250km/hの加速を使って修正
悪いポジション取りが影響して科目のつなぎが間延びしている

250km/hに加速後インメルマン、ループ頂点での1/2ロールでエネルギー不足を感じたので感覚的に上手く出来ていないと思う

残りの高度でエルロンロールと1/2キューバン8を練習
エルロンロールは悪くは無いが1/2キューバンはロールする時に最悪の感触、
45°ラインが浅く1/2ロール後に深くなっていると指摘を受ける
悪い感触の原因は45°ラインが浅いので加速しきれていないから?

北よりの風なのでR/W33で着陸、
ベースが近くファイナルが低くなる、着陸のプランニングが悪い
全般的に科目の完成度が低い、前回の好感触から一転、飛べば飛ぶほどむずかしく感じる

2回目の搭乗
視程が悪いので背面系の科目はキャンセル
科目はスピン、1/2キューバン8 エルロンロール インメルマン、のロール系

離陸前にパラパラと雨が降り始めて翼を濡らし始め, 曳航中にも時折雨がキャノピーを打つ音が時々聞こえる
水滴の影響でストールが速くなるのが気になる、、、
後席のKさんから「影響が大きければ中止して帰ろう」とのアドバイス
雲底は1200m以上なので科目を開始

スピン
丁寧にエントリーしてリカバリーのタイミングも良かったがエレベーターDownが大過ぎ、ラダーの戻しも遅い
ネガティブGが掛かり,カウンターラダーが残ったままの状態でスピンが止まる、今までのスピンで最低の出来

BOXの端が近いので1/2キューバン8で方向転換
200km/hを確認して5/8ループで45°ラインに乗せようとしたが、エレベーターを押したとたんにバフェットを感じる
このままラインを維持するのに押し込むと剥離しそうなイヤな感触だったので、そのままラインを深くして加速して1/2ロールで姿勢を戻す

右エルロンロール
200km/hで右ロール、軸はまぁまぁ通る

インメルマン
250km/hを確認して開始したと思っていたが、速度不足で引き起こしていたとの指摘を受ける
ループ頂点で背面に入れた瞬間にわかるほどのエネルギー不足、バフェットも感じたので無理に回さずに機首を垂直に落としリカバリー

改めて1/2キューバンで方向転換するが45°Down Lineを作れずに沈み全く科目にならない
科目開始前に「速度チェック」のコールをしていたが速度不足でエントリーしていたとの指摘を受ける、

着陸時のプランニングも悪く33で着陸する予定が15に向かおうとする始末
撤収でトレーラー付近に停止しなきゃならないのに接地点を調整しないで降りて滑走路の真ん中で止まる

はぁ、、、昨日今日飛び始めた素人じゃあるまいし、
なにやってんだ、、、

技量の良し悪しの前に、バカ丸出し、、、

良い所無しの全くダメなフライトから持ち帰った成果は、
①スピンエントリーの減速時のリードを考えて開始ポジションを決める
 (次回のフライトで参考までに120kmからスピンに入るまでの時間を数えてみる)

②姿勢判断は明確な1点を捉えるのではなく、視界のコントラスト(視界全 体)を捕らえて判断する
 (視程が悪くて明確な目標が取れないときに差が出る)

朝の寝坊から始まり貴重なトレーニングを無駄にしたようなフライト、

自己嫌悪

こんなんじゃ、ダメなんだよ、、、