M-06 【リアサスペンションの構造変更】

M-06 サニー君 のリアサスペンション構造変更しました~

追加したトゥコントロールリンクを避けるために
レバー比が入る事を覚悟でダンパー取り付け点をサスピン同軸からロアアーム側に移設していましたが、、、

タミヤのスプリングじゃレート不足です
必要と考えるホイールレートまで高められない事が判明しました。

レバー比1.48まで入ると
スプリングレートに対してホイールレートは1/1.48/1.48で約46%
半分以下に下がっちゃう

一番硬いOP-636 紫を使っても
380g/mm x46% =173g/mm
OP-330 蛍光青 170g/mm相当になっちゃう

それに対して
タミヤの基本設計は
540モーター+リフェバッテリーで速度控えめ

厚木のサーキットで「無差別級 乱戦」のスピード域はタミヤ17.5T+リポバッテリーだし
タミヤ4駆ツーリングだと15.5Tにリポバッテリーもしくはニッカドで走ってるから

540モーター+リフェバッテリーに対して少なく見ても最高速は1.2倍

タミヤ10.5T+リポバッテリー仕様のサニー君はパワー無尽蔵(笑)
扱える出力は 70%まで来ていて
最高速は1.4倍位 ハイパワー&高トラクションで激加速するのでコーナーアプローチスピードも高い

つまり、、、
速度1.4倍なら慣性は約2倍
まともに計算してないから乱暴な扱いなんだけど
単純に考えてロール&ピッチモーメントが2倍なので
ノーマルセッティングに対して2倍のレート&減衰力が必要になる

さらに、、、
1/10ツーリングに対して
似たような重心高でトレッド&ホイールベースが小さいMシャシーなので
ピッチ&ロールモーメントが大きくなる

1/10ツーリングと同じコーナーリングスピード(タイヤグリップ)を狙うなら
少なくとも1/10ツーリングのホイールレートより高くしてロール&ピッチ量を抑え込む必要がある

って考えて作ったのが
M-07 Concept デミオ君
世間様の「だいたいこの辺りが良いよレート」の約2倍の高レート&減衰力仕様で走らせてます。

って訳で、、、
ハイパワー化したM-06 サニー君がフラフラして難しいのは
「スプリングレート&減衰力が倍半分のレベルで足りない」って結論

レバー比1.48仕様のリアサスペンションはこれ以上はスプリングが無いから無理!

スプリング&ダンパー取り付け点をノーマルのサスピンに戻して
ダンパーマウントの向きと位置選択で何とか押し込む
DSC_1394

これで
レバー比1.0で
ダンパー傾斜角は約15°でACFは1.035
sketch-1629348048851
ホイールレートは
OP-636 紫
380g/mm /1.035 =367g/mm
OP-330 蛍光青 170g/mmの2.15倍で良さそうな感じ

ダンパー減衰力も
M-06 Proの指定OILが900番に対して
前後2000番にして2.22倍

スタビライザーは
フロント ソフト
リア ハード
リアはスタビライザーアームを詰めて更に高レート化
DSC_1395
これでロール剛性バランスを「フロント<<リア」にしたので
ロール剛性バランス「フロント>リア」にならないギリギリまでフロントスプリングレートを高めてピッチ剛性を引き上げて「減速巻き」対策

テストするフロントスプリングは
世間様の「だいたいこの辺りが良いよレート」だと、、、
フロント
OP-330 蛍光黄 150g/mm
リア
OP-330 蛍光青 170g/mm
の組み合わせだから
150g/mm x2.15倍 = 322g/mm
だけど
ちょっとフロントのロール剛性が高過ぎな感じ
もっとアンダーステアサイドに振らないとストレートでも巻いちゃいそうだから
これより低レートで決まりそう

これで抑えているパワーを少しは解放出来るはず!

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