前回はレバー比のお話でした、イメージ出来ちゃえば簡単でしょ
まぁ、小学生の理科の復習ですからねぇ~
結構忘れちゃうんですよね、ぼくも以前間違えてましたから(笑)
今回はACF(Angle Correction Factor)です
2乗で効いてくるレバー比に比べて係数自体が小さく影響が少ないので
「ストラットだから1とする」って簡単に放り出されちゃう不憫な係数ですが
スプリングレートとホイールレートでどのくらいの差が出ているイメージあります?
フロントストラットサスペンションで大体10%位はスプリングレートに比べてホイールレートが下がっています。
10%の変動を「大きいと見る」か「どーでもいい誤差」と見るかは個人の見解ですが
せっかく数字でサスペンションを見る気になったのならば、
理解して補正を掛ければ「綺麗な数字」を使って検証できます。
では改めてACFとは、、、、
ACF、Angle Corection Facter 日本語にすると「角度補正要素」ってトコでしょうか
すなわちコイルオーバーユニット(スプリング)が傾斜して取り付けられていることによる角度補正です。
ストラットサスペンションだとキャンバー&キャスター角を設定するために
あらかじめストラットが傾けて取り付けられていて
この傾きによる力の変化を補正する係数です。
これは実にシンプル3角形の辺の長さです
傾いて取り付けられたサスペンションは、垂直方向のストロークに対してある比率でストロークが変化します。
学校で習った3角関数ですね
試しに25度傾けるとどうなるか、、、
a=c×cosθ
X=100 x cos25
X=100 x 0.9063
X= 90.63
長辺100に対して短編90.63なので
ストローク差は10.3%
このストローク差がホイールレートとスプリングレートの差を生みます
フロント10kg㎜のストラットサスペンションでcos25 = 0,9063だと
10kgmmx0.9063=9.063kgmm
ホイールレートは9.063kgmmになります。
ACFの考え方はこんな感じ、
次回はレバー比とACFを理解したので、実測方法です。
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
全般ランキング