今日のコクピット ;MDM-1 SoloFOX

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今回は、ポーランドで乗っている曲技飛行専用グライダーのSoloFOXです。
この機体は量産型の複座FOXの胴体と主翼を短縮して運動性を向上させて
引き込み脚に変更して空気抵抗を減らしてエネルギーの持ちを良くした特注機

つまりワンオフ機なんです。

単座化による性能向上は体感的に2割近く向上しています。
同じ曲技飛行科目を飛んでも複座型に比べて200m近く高い高度で終了できます。
つまり、Advancedを飛ぶにはオーバースペック(笑)
本籍は最上級クラスのUnlimitedです。

コックピット全景です
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右のレバーが引き込み脚の操作レバー
(今がもちろん下げ位置で、上のロックボタンを押し込んで前に押せば上げになります)
真ん中がおなじみの操縦桿
両足の先にはラダーペダル
左端のレバーがダイブブレーキ(エアブレーキ)
この位置から手前に引くと左右主翼上面にエアブレーキが展開します。

計器板に寄って見ると
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表示は慣れ親しんだKm/hとm表記です。
右から
バリオ(昇降計)
高度計(m表記)
速度計(km/h表記)
Gメーター(+9G -7G)
ちょっと下にコンパス
黄色いノブは曳航索をつなぐフックを操作するノブ
真ん中の大きな四角いバインダーはシーケンスカードを挿んで置く部分です。

色々な計算をしながら飛んでいるソアリング機だとグライドコンピューターとかGPS連動のムービングマップ、酸素供給装置等が装備されていますが。
必要の無い装備は殆んど付けないアクロ機は実にシンプルです。


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