トレーラー牽引のポイント

トレーラー牽引のポイント

トレーラーを牽いて走る時のポイントをまとめておきます〜

トレーラーにも色々な種類があって
グライダートレーラーは
「センターアクスル トレーラー」
になります。
まぁ、読んで字の通り
トレーラーのセンター付近にアクスル(車軸)を持つトレーラーで
連結カプラー&トレーラーヒッチに掛かる重量は車輪総重量の10%以下になります。

牽引車の重量規定は
総重量750kg以下の牽引免許無しで牽けるトレーラーは
トレーラー側にブレーキが無い場合は
「トレーラー総重量x2≦牽引車の車輪重量+55kg」って規定がありますが
コレはブレーキ性能要件のお話で

日本の場合は申請により車検証に「牽引可能重量」が記載されるので
牽引可能重量以下のトレーラーなら牽引可能です

まぁ、コノ辺りの決まり事はネット調べれば出てくるので
ソッチに任せて

実運用での注意点です

①トレーラー単体での重心位置は
トレーラー軸より重心位置は僅かに前になり
牽引車側のヒッチの適正荷重は50〜75kgなので
「頑張ればヒッチ取り付けカプラーで持ち上がる位」に荷物を調整する事になります
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重心位置を調整したら
車に接続するんだけど
②車両接続後に後追いで荷物を積まない事!

気楽にトレーラー荷台の隙間にポンポン積み込んで
重心位置が後退してトレーラー車輪軸より後ろになると
「スネーキング」(トレーラーの固有振動数運動)が始まると収束しなくなって最終的に横転します。

車両接続前ならトレーラーが尻もちついたり
ヒッチ側がメチャクチャ重くなっている事で重心位置が悪い事に気が付くけど

車両接続後に追い詰みしたら重心位置変化に気が付かずに走り始めちゃいますよ、、、

③牽引車のリアタイヤの空気圧を通常より10%高くする
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欧州車や北米車はトレーラー牽引を前提として空気圧指示ステッカーが貼ってあるので
その指定空気圧にする事
特に記載が無い車は通常空気圧の10%増しにします。

これはリアタイヤの荷重が増える事とトレーラーに発生する遠心力を支えるためです

難しく言うと
「空気圧を高めてスリップアングルを浅くしてアンダーステアバランスにセットする」って事

タイヤ空気圧調整しないで走ると
リアタイヤの撓み量が多くてカーブでの腰砕け感が強くてメチャクチャ怖いし
スグにスネーキングが発生するし収まりも悪いです

④追い越し(追い越され)時には並走車両間でベンチュリー効果が発生して吸い寄せられるので要注意
高速で並走間隔が狭い程強く吸い寄せられられるので
相手に張り付かないようにシッカリと進路保持する事
全高の高いトラック&トレーラーを追い越す時はかなり強烈に吸われます

⑤スネーキングが発生したら無理に減速せずに弱く減速して落ち着かせる

スネーキングは
減速、横風、道路の轍、追い越し(追い越され)時のベンチュリー効果、等が引き金になり始まるので
グラグラ揺れ始めたらブレーキで無理に強く減速するより
軽い減速状態にすると減衰しやすいです

⑤高速道路の下りカーブはオーバースピードになったら「詰み」です

高速道路のカーブは弱い加速状態で通過する
減速旋回させるとスネーキングが始まりかなり怖い事になります

下り坂のカーブにオーバースピード気味で入って減速旋回になると
一発でスネーキングが始まります
もちろん、下りカーブだからなかなか減速しないので
我慢するしかない「詰み」状態になる危険な状態です

⑥高速でのスネーキングはトレーラーの固有振動数運動なので
「ある速度」になるとちょっとしたきっかけで自然発生します。

スネーキングが発生する速度は重量とトレーラー長さ(ヒッチ〜アクスル間)で変化するので
積載条件で速度が変わるので要注意
とにかく速度は控えめに!

(トバしたいならスネーキングが発生する速度を見極めてから 下手したら一発横転だから覚悟してね〜)

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