M-08 Concept 【サスペンションセッティングの方向性】

M08 Concept BRZ君
今回のサスペンションセッティング変更内容です
 

今までのセッティング経緯は
最初にスプリングを前後同レートのノーマルバランスで好きな硬さ(動きの早さ)になるまでレートUP
更にスタビライザーも前後ハードを選択
スタビライザーアーム長さは説明書通りに設定
DSC_0018
このロール&ピッチを可能な限り減らした脚で
コケなくなるジオメトリー&アライメントを見つける

この状態だとM08はとにかく曲がらない

全てのコーナーアプローチでブレーキを使って前荷重を作って
ブレーキリリースで
沈めたフロントが持ち上がらないようにステアリング入力をオーバーラップさせて
アプローチで小さく曲げる

「曲げモーション」で向きを変えたらパワーONでアンダーバランスの旋回姿勢に入れて
パワーONでクリップを通す
って旋回お作法

これでも動きを掴んじゃえば
「ガッツリ握ってフルパワー」の時間が長いから結構良いペースで走れちゃうんですが

ドックファイトになるとライン自由度が低いのが悩みドコロ

ってコトで、、、

ライン自由度を増やすためにアプローチでの曲がり改善したのが今回の仕様
DSC_0094

まぁ、
後輪駆動のお約束セッティングなんですが
旋回初期で楽に「曲げモーション」が掛かるように
フロントスプリングレートを下げる
下げ過ぎるとアプローチで巻くのでピッチング量は前後ACFで微調整

コレで楽に向きは変わるけど
クリップ付近での旋回姿勢はフロントが柔らかくなるから
前下がりのダイアゴナルロール姿勢でアンダーになっちゃう

クリップ付近(≒定常円旋回)でのロール姿勢を補正するには
ロール剛性だけに作用するスタビライザーを調整

前下がりロール姿勢を水平ロールなるように修正するために
リアスタビライザーをソフトに変更

コレで走らせながらスタビライザーアーム長を1mm単位で調整して程よくまがる前後ロールバランスを探し出す

スタビライザー調整で
ロール剛性を高める方向に調整したくなるけど、大抵はハズレ
ピッチングが増えて簡単に良く曲がる方向になっているので
横グリップを逃しきれずにコケまくります

合わせてスタビライザーリンク長も調整が必要で
静止1g車高でスタビライザーアームが可能な限り水平になるように調整します。

これで
アプローチからクリップまでの曲がりが調整できます〜

良いバランスを見つけたら
バランスを崩さないようにピッチ&ロール剛性を上下させれば路面&タイヤのグリップ変動に対応できます。

ラジコンって勉強になるなぁ~

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