先日のM-07 Concept デミオ君
「キャンバースラストvsトゥ」のテストで良い感触を掴みましたが
リアトゥを+0.5°まで抜いてリアキャンバー±0.0&リアトゥ +2.0°(In)に近い感覚になったので
もう一度「キャンバースラスト角」を考えてみると、、、
実はとってもシンプルでした(笑)
イラストを例にすると
-2.0°のキャンバー角を持った直径60mmのタイヤを真後ろから見ています。
このタイヤが半回転するとキャンバー角から三角関数で求めると
接地点が+2.09mm変移します
直径60mmのタイヤ周長は188.5mmなので
半回転での走行距離は94.25mm
走行距離94.25mmで変移2.09mmの角度を逆三角関数で求めると1.27°
キャンバースラスト角は1.27°って事になります
実セッティング時にトゥを角度で扱うと
「毎回アライメントゲージに乗っけて調整」になっちゃうから時間喰ってしょうがない
現地調整するなら
タイヤ前後での幅をノギスで測定&調整が
調整時間 vs 精度で良いバランスになるので
キャンバースラスト角をタイヤ外径での前後差距離を求めると
2.66mm = 1.33mm x2
イニシャルキャンバー角 -2,0° & トゥ-1.27°(Out)でキャンバースラストがトゥOutでキャンセルされる事になり
イニシャルキャンバー 0.0°
リアトゥ +2.0°(ln)
から
イニシャルキャンバー -2.0°に変更した場合の
等価リアトゥは+0.73°( = 2.0° – 1.27°)
って事になります
これでスッキリしたぁ♪
コレで基準位置が決まるのでキャンバーゲイン調整で加速旋回時のステアバランスが変更できる
キャンバーゲインを減らしてロール角比例で対地キャンバーがポジティブ方向に変移するようにすれば「加速旋回でオーバーバランス」傾向
逆にキャンバーゲインを増やせば「加速旋回でアンダーバランス」
ジオメトリー&アライメントは面白い!
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