今日のお昼休み作業は
M-07 Conceptデミオ君のセッティング変更
「入り口激アンダー&出口リバース巻き込み特性」の要因を調べていて
元オーナーにデフOILの番手を問い合わせた所
「高ロック率LSD」って事が判明
RCのギアデフって
密閉したデフケースの中にシリコンOILを充填してOIL粘度を使ってLSD効果を作る「なんちゃってビスカス」
ビスカスLSDみたいに多板プレートが無いのでOIL温度上昇によるハンプロックしないけど
硬いシリコンOILを入れれば、がっちりトラクション掛かります
もちろん加速側&減速側が同じように効く2WayLSDですね~
純正指定粘度が100,000番に対して
現状は500,000番が入っているらしいので
最初のインプレの「LSDの効きがかなり強い」は正解でした
OIL粘度を調整してロック率を下げれば癖の強さは解消するんだけど
同時にトラクションも失って加速二次旋回が悪くなる
速く走らせるには500,000番で高ロック率LSDの方が有利だからデフはそのまま
サスペンションセッティングでまとめます
今までの曲がり方が
減速一次旋回で十分にフロントが入らずリアのスリップアングルが付かないので
ステアリング舵角を残したままパワーONでLSDによるアウト側フロントタイヤのトラクションを使って引っ張り込んで強引に加速旋回させる
加速旋回後半で旋回Gが高まるとリアタイヤが堪えきれずにスリップ→スキッドに移行して強烈なリバースステアが発生
って残念な動きだったので
先日のテスト走行の結果にLSD特性を考えて
次のセッティング
減速一次旋回でのリアスリップアングルを深くしてアンダーステアを弱めて浅いステアリング舵角で旋回させて
浅い舵角でのパワーONでトラクションで直線的に引っ張り出すように変更します。
つまり入り口でスライドさせながらしっかり旋回させてステアリング舵角を戻しながらのパワーONなら最後のリバースステアが出なくなるだろうって考え
セッティング変更ポイントは
入り口の激アンダーステア対策
現状が「ロック率が高い2WayLSD & がっちりリアトゥIn」の組み合わせだから
減速一次旋回で曲がるワケが無い(笑)
純正OIL粘度の100,000番に合わせたリアトゥが2.0~3.2度って事なので
現状の500.000番だと
先日のテストで更にリアトゥを抜いた1.4度で
ようやくアンダーが弱まり巻き始めたって事
元オーナーの走らせるサーキットが広くて平均車速が高いってのがセッティングの差なんだろうなぁ
傾向は掴んだのでワッシャーを追加
傾向を掴むために間をすっ飛ばして一気にリアトゥを抜いて
計算0.2度 実測0.5度
コレで入り口で巻き込む動きが強くなるので
プロポで最大舵角を浅くしていけばOK
舵角が浅くなればフロントドライブシャフトの駆動ロスも少なくなるし
リアトゥが浅くなれば走行抵抗も少なくなる
巻き込みが強くて入り口オーバーが強過ぎればリアトゥを次第に増やして最適解を探す
次回のテスト走行はリアトゥ調整がメインテーマになるなぁ♪
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