日曜日に見つけた上昇気流

週末はハスキーに乗ってグライダー引っ張っていました
DSC_1417

土曜日は西高東低の冬型が少し緩んだ形の気圧配置
sketch-1544837420993
上空850hpa(約1500m)は-6℃で寒気も入り上空が冷えた状況
晴れて日射も良く 少し気流は荒れ気味ですが熱対流による上昇気流も発生
但し、沈下(下降気流)も強くて難しい部分もありました。

グライダー各機は6000ft付近まで上昇、
4時間以上のフライトもあり結構楽しめたんじゃないかな!?

翌、日曜日は、、、
高気圧の移動速度が30㎞/hと速くて、あっという間に日本の上空に到達
sketch-1544923367152
これから高気圧の後面に入り「気圧の谷」が接近、
気圧の谷に前線を伴った低気圧の発生が予報されていて
曇り➡雨の予報
上空は土曜日同様に寒気で冷えているけど曇りベースで日射が弱い

つまり、、、
日射によるエネルギー供給が弱いので、ただ寒いだけで上昇気流の発生はイマイチって事です。
朝の試運転でハスキーの外気温度計の指示は
DSC_1421
10時なのに 2℃かい、、、寒いよぉ~

気温と露点温度が等しくなり雲が発生する高度は4000ft付近なので、
風の境目で発生する上昇気流(コンバージェンス)が発生すれば雲の境目として視認できるはず。
でも、予報された風速も弱いので、グライダーを持ち上げられるだけのエネルギーを持っているかは微妙だけど、、、

「とにかく、グライダーを曳いて飛ぶなら少しの可能性でも拾って探すしかない!!」

って色々頑張った一日だけど、
地上風はせいぜい2~3m/sでイマイチ 
上昇気流、下降気流が無い「ベタ凪ぎ」の空
DSC_1424

時々、雲の切れ間で日が射してサーマル(熱上昇気流)が発生するけど、あくまでも一時的な発生
サーマルを拾えたのは1回だけ、、、

結局、滞空らしいフライトは無しで弱い上昇気流を拾って粘る程度

日曜日の最後のフライトは
「グライダーインストラクターの技量確認フライト」で滑空場周辺で3000ftまで曳航
「技量確認科目」のS字旋回や八の字旋回を淡々と実施しながら高度を上げていくと
2000ftを超えた辺りからだんだん気流が荒れてきて
次第に昇降計の指示が大きく+方向に振れ始めて下から吹き上げる上昇気流を感じるほどに

このままだと技量確認科目が済む前に3000ftまで昇ってしまうのでスロットルを絞って上昇率を抑える

頭上を見上げると、今までは4000~5000ftくらいに広がっていた雲が3500feet付近に下りてきている

どうやら、、、
地表付近は弱いながらも風は吹き抜けてて一定ですが
高度が上がるにより風向が西寄りに変化し、風速が増し、栃木方面から回り込む風とぶつかり
風の境目(コンバージェンス)を作っていたようです。
raw

上昇気流に邪魔されながら科目を終わらせて、
グライダーを所定の高度に連れて行き「お役目完了」

一気に降下して、着陸後エンジンを止めて振り返ると
さっき飛んでいた空域に一本の雲の道が出来ています。
DSC_1427
風の境目の上昇気流で作られた「雲の道」です

日射が弱い日でも風の境目は存在するので
雲の変化を見つける事が大切ですね


ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。

にほんブログ村 その他スポーツブログへ
にほんブログ村

飛行機ランキングへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です