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2014年世界選手権開幕 ですが、、、

7月23日、トルンの街でのオープニングセレモニーで世界選手権が開幕、
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荘厳な雰囲気での開幕式でした。

選手権会場はポーランド選手権と同じくトルンの飛行場
競技空域を空撮写真で見るとこんな感じです。
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滑走路上の1辺1000mの四角形上空1200mから200mまでが競技空域、
いつもながら狭い空域です。

オープニングセレモニーから3日間は、すっかりお約束の制限を越える強風や低シーリングなどの悪天候が続き、競技は行われませんでした。
その間は一切の練習飛行が禁止されるので この数日間は練習で得た感覚が消えて行く焦燥感を味わいます、、、

世界選手権前の練習から基本的なフィギュアのハンマーヘッド(失速反転)やテールスライドに違和感があり、不安要素としてプレッシャーを感じていました。

「テールスライド」は機体を垂直上昇させて空中停止、垂直姿勢のままバックさせてピッチを規定の方向に倒して垂直降下させる科目で、バックの後にホイール側に倒すポジティブ テールスライドとキャノピー側に倒すネガティブ テールスライドがあります。
このテールスライドは垂直上昇の姿勢が僅かに乱れるだけでも綺麗に機体がバックせずに姿勢が乱れ減点を受けたり、ピッチ方向の垂直誤差が大きいと規定の方向には倒れず科目不成立で0点となります。

「ハンマーヘッド(失速反転)」は機体を垂直上昇させて、空中停止寸前にラダー使ってヨー方向のピボットターンで180度方向転換して垂直降下する科目です、
プロペラ後流の無いグライダーではラダーを使うタイミングが非常に難しく、タイミングが速く上昇速度が残っていると、ピボットターンにならずヨー方向に傾きながら昇ってから倒れるように機首を落とす「フライオーバー」になり、ラダー入力のタイミングが遅れるとラダーの効きが悪く反転できずに姿勢を崩しながら降下してしまいます。

競技会期間中なのでプレッシャーを感じていても練習フライトは出来ないので、過去に撮影した機内ビデオを見直してのイメージトレーニングしかできません。

この時点で確定している競技シーケンスは3点
Known
規定科目のKnown

Free
自由科目のFree
ルール改定により2013年版から小変更しました。
ほぼ真ん中のループをチャイニーズループに変更(ループの頂点でエルロンロール1回転を追加)
最後のハンマーヘッドダウンラインでY軸に出て、風下側に旋回

Unknown
速めに出てきたUnknown
コレをイメージトレーニングだけ練習無しの一発勝負で飛びます
殆ど練習していない1/2スーパースローロール(5秒掛けて1/2ロール)と45°UPでのロールが多いのが不安ですが、、、
やるしかない!!

もちろん全に基本のハンマーヘッドとテールスライドは含まれるので逃れられるわけがない、、、
厳しい選手権になりそうです。


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