ゲルコートが手に入ったので早速作製に取り掛かりました
前回のFRPサンルーフ作製後の型の清掃からです、
型から製品を抜いた後は、離型材のPVAが残っているので綺麗に取り除きます、
時々FRP部品についてくる青いフィルム状のヤツです
ポリ-ビニール-アルコールって樹脂で水性なので、水で洗えば簡単に解け落ちてしまいます。
(身近なPVAは「洗濯糊」や「合成糊」です)
そして、お決まりの型の離型処理、、、
型の慣れが進んでいないのでワックスをもう一度塗りこみ、表面にワックス層を作ります。
ワックスを塗って、乾かし、拭き上げ x3(縦、横、斜め方向に、、)
次にPVAをスポンジで薄く延ばしながら塗布、、、
ワックスに弾かれるので、スポンジで「塗り延ばす」要領で塗布します。
この時点でPVAの青色の染料で手が真っ青、、、
PVAのアルコール成分が揮発して乾燥するまでの間にゲルコート塗布の準備です。
コンプレッサーの圧を貯めて、スプレーガンをset 使う材料と溶剤を並べて段取りを確認
準備が整ったところで、ゲルコートの調合
ゲルコートは3液硬化の樹脂なので、主剤、促進剤(コバルト)、硬化剤(パーメリック)を100:0.3:1で混合します。
先ずは主剤をカップに移し、、、
どぶっ どぷっ、、、、、
めちゃめちゃ粘度高くないかコレ、、、ツノが立つぞ??
糊みたいな半ゲル状態じゃガン吹き出来ないので、溶剤で薄めます。
スチレンモノマーを加えて粘度を合わせて、
次に促進剤のコバルトを混ぜ合わせます。
スポイトで計量して投入、ひたすら攪拌、、、
とにかく混ざり難いぃぃ、、、
最後に硬化剤を計量投入して混ぜれば出来上がりです。
硬化剤と促進剤はスポイトを使って正確に分量を決めていかないと、酷い目に合います。
ガン吹き中に速攻で固まっちゃって、スプレーガンご臨終、
何時までたっても固まらずに、途方にくれたり、、、
あまりにも入れすぎちゃって触れなくなるほど発熱して有毒ガスを煙を吐き出したり(笑)
説明書はよく読んでから遊ばないと、チョット危ないです。
ゲルコートの調合が出来たらガンに移して一気に吹きつけ
入り難い立ち上がり部分から吹き、続けて平場に均等に
吹き付ける量は 900cc/㎡で0.6mm程の厚みになります。今回は0.5㎡程なので400cc吹きつけました。
クリアーだと厚みが良くわかりませんねぇ~
吹き付けた後は硬化待ちになるので、今回はココまで
次回は、ライニングから離型の予定です~
お部屋の中で「ガン吹き」して遊ぶときは防毒マスクを着用しましょう♪
こほ~ こほ~
マスク無しで作業中に「変な汗」が出てきたら、、、ヤバいです、、、
ちょっと換気が悪いとよだれを流しながらバタバタと人が倒れます(笑)
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