夜行高速バスに乗り目が覚めたら金沢
金沢からレンタカーを駆り100kmほど北東に能登半島を走って
能登空港の「日本航空学園 能登キャンパス」に到着
まずは、格納庫からエプロン(駐機場)を廻って到着報告です。
エプロンに出てみると
航空学園所有機のモーターグライダー「SF-25C FALKE」JA2436
懐かしい、、、
高校生のときに飛ばしていた機体です、
高校時代にモーターグライダーだけで80時間くらい飛んだ中の一機です。
久しぶりにコクピットに乗ってみると、、、
「こんなに小さかったっけ!?」(笑)
高校生のときにこのモーターグライダーで
富士山山頂まで上ってみたり、
糸魚川まで飛んで日本海見たり
真冬に小淵沢上空でアルプスから発生したウエーブに乗ったり
色々な事を体験しました。
久しぶりに見ると飛ばしてみたくなりますね、、、
今度山梨に行って借りて飛ばしてみようかなぁ
で、、、振り返れば高木さんのピッツS-2S改
この機体カナリの改造機で、さらっと仕様を聞いてみると
・エンジンはLycoming社製AEIO-540-D4A5 EXPエンジン ノーマル260HP@2700RPMから330HP@2800RPMに出力を向上
明らかに圧縮が高い音してますし、多分エキマニも変更しています
プロペラは増加したエンジン出力330HPを効率よく推力に変換するためにMT-Propeller社製のMTV-9-B-C、直径203㎝、ブレード幅25㎝の大径プロペラを組み合わせ、加速性能と上昇性能が大きく向上
・水平安定版の面積を縮小して運動性UP 45度を超える超高迎角での飛行での操縦性を改善
・ラダー面積を拡大してヨー方向の運動性を改善
・エレベーター&ラダーにバランスタブを追加して操舵力低減
・エルロンは面積50%UP仕様 ロール率を360度/秒まで向上
高木さんの理念を織り込んだ「高木スペシャル」とも言える機体
飛ばすだけのパイロットだけでなく、整備士資格も持ち
エアショーパイロットと同時に競技パイロットでもある高木さんならではの実戦経験を踏まえたチューニング
(高性能な単翼曲技飛行機に対抗するための機体改造)
エアショーが本当に楽しみです♪
機体を見てから格納庫に向かい、高木さん&ご家族の方、アクロ仲間とご挨拶
「微力ですがお手伝いさせていただきます!!」
今回のエアショーで一番心配なのが天気
台風25号が日本海を北東に進みコッチに向ってきます、、、
予報だと6日(土)の夜に能登半島を通過する予定なので、
今のところは大丈夫、
ただし台風の影響で風はかなり強いようで、上空の雲がカナリの勢いで流れていきます。
アクロエアショーとしては厳しい状況です
会場とアクロ空域の位置を維持するためにポジショニングが難しく、
スモークが強風で流れてしまうのでスモークで絵を描いても流れてしまます。
挨拶と段取りを聞いて自分が手伝える事を探している間に、エアショーの時間
空は風が強く雲が多め、雲底高度は3500ftで少し低め、
高度を必要とする科目がチョット心配です。
エアショーの時間になり学園グライダー部の後輩達が一般開放していたエプロンを閉鎖して準備開始
機体にカメラを装備、ピトー管カバー、エンジンインテークカバーを取り外し
サイティングデバイス保護のフラッグを取って準備完了
最後に高木さん自らが外部点検を行い
いよいよ出発
心配していた天候もエアショーのタイミングに合わせるように回復
高木さん行ってらっしゃい!!
エアショーは改造により向上した機体性能を活かす構成で
高出力化による余裕のある空中停止&トルクロール系
機体構造変更で向上した低速操縦性を活かした高AOAでの超低速飛行やマイクロループ
垂直上昇からラダーで反転、垂直降下中にもう一回ラダーで機体をヨー方向に回す「ダブルハンマーヘッド」
ループの頂点でスナップロール3回転の「トリプル アバランチ」
会場横方向からの大きなバレルロールを描きながら途中でスナップロールを入れてみたり
充実したシーケンスの見ごたえあるエアショーでした!!
午前中のエアショーで少しスモークが細く感じたので、午後のエアショーからスモークレギュレーターを全開にして
スモークを可能な限り太くして見栄え向上しました。
初日のエアショーは無事に成功!!
夜はお手伝いスタッフご一行で和倉温泉「大観荘」でお泊り&宴会で飛行機話♪
大観荘のお部屋からの眺めは
素晴らしい夕焼け、、、
明日もきっと良い天気♪
あれ!?台風が接近中だったよね、、、
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
飛行機ランキングへ