本日は昨日に引き続き
M-07Concept バンプトゥ設定変更
ナックル側のボールジョイントを3mm高くして
かなりバンプトゥInは少なくなったんだけど
この状態だとセッティングの幅が少ないので もう少し変更します
一晩部品を眺めながら考えて、、、
ナックル側でのこれ以上の調整は苦しいので
ステアリングラックの高さを変更します。
まずはスペアパーツを使って部品加工
ラックの高さ調整の自由度を高めるために
ステアリングワイパー部分のベアリング位置決めに使っている1mmの凸を削って
アルミスペーサーに変更
ラックとステアリングワイパーの間に0.5mmワッシャを挟めるようにして
部品干渉を見ながらギリギリまでステアリングラックを下げると
なんとか1mm下げる事が出来ました!
コレでかなり楽になるはずなので
バンプトゥを実測してみる
ハブのバックラッシュがあるので
測定は加速時のオーバーステア対策なのでボディ引き側にバックラッシュを寄せてます
①
ラック高 -1mm
ナックル高 ±0mm
でほぼバンプトゥ0
②
ラック高 -1mm
ナックル高 +1.5mm
でバンプトゥOut
③
ラック高 -1mm
ナックル高 +3mm
このくらいでノーマルのバンプトゥIn量と等しいくらいのバンプトゥOut
これで傾向は掴めたので
ラック 高 -1mmを基準として
ナックル高 -1~+3mmで弱バンプトゥIn~強バンプトゥOutへのセッティングが可能です
最初はセッティング変更の傾向掴みで
ナックル高 +3mmの強バンプトゥOutでテストしてみます
バンプトゥ特性をひっくり返したので
かなりの特性変化が期待出来ます
バンプトゥInってロールが深くなるほど実行ステアリング舵角が深くなる「不安定」の設定だから
乗り物としてはNG設計だと考えてます
だって、、、
ステアリング入力するほどロールに伴う実行舵角が二次曲線的に深まるんだよ
普通に考えたら危なくって乗れないよ
RCだとスケールスピードで300km/hくらい出ちゃうしタイヤグリップが高くてステアリング入力だけで横転しちゃうんだから
「安定 中立」~「安定」に設定しないと根本的にダメなんじゃないかな?
基本的にバンプトゥ特性は
フロント: バンプトゥ0~Out
リア: バンプトゥ0からIn
での設定を考えています
サスペンション&ハブベアリングのバックラッシュも大きくて
サスペンション系を頑張ってツメても
減速側でトゥOut
加速側でトゥIn
に動いちゃうのもパワーOn/Offで動きが激変する原因の一つ
フロントのハブベアリングも高精度のヤツに変更すれば良くなりそう
LSDのロック率を下げればアライメント変化も少なくなるけど
トラクションと引き換えだから最後の手段
基本特性を出来るだけ改善してもダメなら「運ちゃんの取り分」って事で頑張るしかない(笑)
サスペンションセッティング変更でどうにもならなかったオーバーステア→リバースが
バンプトゥ特性の変更で改善されたら
M-07の巻き込み癖の悪さはバンプトゥ設定って事になりますね
日曜日の最終セッティングからバンプトゥだけを変更
次回のテストはバンプトゥ変更の傾向掴みと調整がテーマです!
今回はジオメトリーを弄って操舵系特性を変更したからスプリング系の変更よりダイレクトに効果が表れるはず
さすがにコレは良くなるだろ~
目指せ大先輩のガンベイドCR-Xの動き
1/10ツーリングカー系ってジオメトリー&アライメントが簡単に実測→変更→テスト出来るから勉強になるなぁ
実車だったら一回変更ウン万円だけど
RCならスペーサー&ワッシャで500円くらい
壊れるけど怪我しないし(笑)
実車だったら
いきなり巻き込んで「うわっ!」ってビックリしてIn壁に刺さった回数だけ死んでるよ
まぁ、、、
実車でジオメトリー系(特にバンプトゥ)を変更する大冒険はしたくないけど
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
全般ランキング
Yさんの動画でコーナー出口の舵残りに見えたのはバンプトーインによる巻き込みって事ですね。 あのクルマは広島赴任時代にアスファルト路面で走らせていたと思うので、カーペットほど悪癖が目立たなかったんだと思います
アスファルト路面の方がグリップ低いのでロールが浅くなって悪さ出来ないって事ですね!
開発拠点のタミヤの自社サーキットもアスファルト路面ですので
「基本セッティングはアスファルト路面に合わせている」って考えれば辻褄が合います!