薪ストーブのメンテナンス 【二次燃焼のコツと薪棚整理】

先日、不調になった薪ストーブ「エンライト」
ばっちり吸排気系メンテナンスしたから調子良いです

エンライトの焚き方の理解が少し進みました。

焚き付けから始まり
一次燃焼でストーブ本体の二次燃焼室を温めるまでがポイントみたいです。
最初は「大量の熾火を作る事」を重視して焚き始めます
同じ体積の薪を詰めるなら より表面積が大きくなる
だいたい30~50mm角くらいの「中割り薪」や「枝薪」を使う
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僕のメインは枝薪ですが乾燥に時間が掛かるので2年乾燥物を使ってます

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こんな感じの細めの中割りが簡単に燃え広がってイイんですよね

メインになるのは熾火を作る広葉樹(けやき)の薪ですが
広葉樹の薪への着火速さを狙って、
油分が多くて燃焼温度が高い針葉樹の中割り薪を数本混ぜてます
杉とか桧を混ぜるとパチパチ弾ぜなから豪快に燃えて一気に燃え広がります。

隙間を開けつつ目一杯燃焼室に薪を積めたら
一番上に頂き物の胡桃の焚き付けを乗せて新聞紙と割り箸で着火

燃焼が始まったばかりで温度が低く煙突ドラフトが弱い間は少し正面ドアを開いて燃焼をアシスト

燃焼が安定したらドアを閉めて吸気レバー全開で一次燃焼でストーブ温度計で300℃を目指す。

途中で薪を追加しながら熾火を増やして
とにかく薪をケチらずに中割り薪をどんどん投入
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燃焼室に大量の熾火が敷き詰めたら

太い薪を追加
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長時間燃焼を狙うなら太い薪ほど体積あたりの表面積が小さくなるのでゆっくり燃えます。
腕の太さ程のの枝をそのまま2年くらい乾燥させて
割れが入ったヤツを選んで炊いてます。

ストーブ本体温度が300℃付近になったら
バイパスダンパーを閉じて二次燃焼室に排気を回して二次燃焼開始、

マニュアルだと「200℃で二次燃焼に切り替え」になっていますが
焚き付け一発目だと二次燃焼室の温度が上がりきってないから二次燃焼の安定性はイマイチ
バイパスダンパーを閉じて二次燃焼室に排気を回しても二次燃焼が継続出来ずに途中で止まります。

ストーブ本体温度を300℃まで上げちゃえば
バックパフも起こさずにド安定の二次燃焼
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吸気全開&煙突ダンパー半開で排気ブレーキを掛けながらストーブ温度は300℃キープ
全室暖房状態です~

二次燃焼を開始した後の薪を追加するタイミングは「二次燃焼の音が小さくなってきたら投入」

「二次燃焼」は、
薪を熱する事で発生した可燃性ガスが燃焼室内の酸素と反応した炎の燃え残りの「煙」を
二次燃焼室で外気(酸素)を吹き込み煙を完全燃焼させる燃焼サイクルなので
未燃焼ガスの「煙」が無ければ二次燃焼しません

全ての薪が可燃性ガスを出しきって炭になり、炎から熾火に変わると「ゴーッ」と鳴っていた二次燃焼音が止まります。
そのまま薪を追加せずに放置すると炭が燃え尽きて全て灰になり燃焼が終わりますので
薪(燃料)を燃焼室に投入して燃焼サイクルを継続させます。

「薪を炭に作り替えながら燃焼させる」って感じですね~

エンライトの運転サイクルのイメージは
二次燃焼を開始するのに必要な熱エネルギー(ファーストアイドリング)は「本体温度250℃以上300℃以下」
二次燃焼サイクルを回す必要最低限の熱エネルギー(アイドリング)の指標が「本体温度200℃」
って感じです♪

翌日は単管で「薪棚」作り
薪の在庫が増えてきて置き場がなくなってきたので
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単管作業台をバラして薪棚に作り替えます

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温泉用の風呂釜配管の上に単管を組んで薪棚を拡張しました
コレで軽トラ2台分のスペース確保!


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