Z34って型式の新車ですが、、、、
写真で見た段階では、リアフェンダーの膨らみが大袈裟すぎて、
「やっちまったなぁ~、、、」って思っていたんですが、
実車を眺めてから、印象が変わりました!!
ホイールベースを切り詰めてキャビン長が短くなったような雰囲気、ロングノーズ&ショートデッキのクーペってカッコイイです!!
特にお気に入りがルーフラインからキャビン後方にかけての柔らかな曲線、、、
気になっていたフェンダー処理も綺麗なRを描いています、
シャシー構成はV6フロントミドFR 、ホイールベースを切り詰めて重心位置より後方リアタイヤの近くにドライバーを座らせる
要するにニッサン流に翻訳したBMW-Mクーペなのね♪(笑)
「気になる車は速攻試乗」ですから早速行ってきました!!
で、、、順番が巡ってきてイザご対面、、、
太陽光の下でもZはナカナカ美人ですよ、、、
Z34 7ATのスポーツモデル
乗り込んだ最初の印象、、、あははっ、、、ゼンゼン車の4方向が見切れない、
まぁ、ロングノーズ系のスポーツカーはカッコが命ですから!!
文句があるなら普通のセダンやミ二バンに大人しく乗りましょう
「せっかくのスポーツモデルの試乗なのに7ATですか、、、、」って思っていたけど、結構調子イイですね、
パドルでシフトダウンさせるとブリッパーが威勢良く「わぁんっっ!!」て吹かしてくれます
ロックアップ領域も広くて結構ダイレクト感あります!! トルコンATでも結構楽しめそうな雰囲気ありますね、、、
その代償としてシフトショックは大きめです、、、
2速で踏み込んでみると、さすがは3700cc級+電制スロットル、姿勢制御に7AT、、、
暴れもせずトルクに物を言わせてグイグイです♪
ココで横の営業マンが「おわっ!!」って言い出したからこれ以上は踏めません、、、うううっ 残念、、、
車体の感触は、試乗コースが決められていてほんの数分の街乗りですが、剛性感はカナリの仕上がりです、足回りもソコソコ締め上げられていて、BMW135クーペと同じくらいの乗り心地、
キャップ通過時の衝撃は、角が丸められているから良いけど「固め」の乗り味です。
一番の大きな特徴は、ドライバー着座位置による感覚の違いですね、
ドライバーを重心位置より後方、リアタイヤの近く座らせる車は希少種です、
近年の国産車だと知る限り「Z32の2シーター」くらい、、、
リアタイヤに近いとドライバーに何が起こるか、、、
リアタイヤの感触がモロにわかるんです。FR車両でリアタイヤの感触がより鮮明に伝わる車って運転していて気持ちイイんです。
ステアリングを切るとリアタイヤの外柄にエッジをかけて長いフロントが入っていく独特の感覚が腰と脇、肩に入ってきます、
これ、、、S30系2シーターZに乗っていた昔走り屋オジサン試乗したらイチコロなんじゃない、、、
知ってる限り、この感覚を出す車って、ケーターハム-スーパー7 BMW Mロードスター&Z3、Z4系位しか知りませんよ、、
Z3好きのタイラップは交差点曲がるだけでもクラクラきちゃいます、、、、
思いっきり走らせてみたい、、、、
でもね、、、ココに座るとジムカーナっぽくグリグリ振り回すと凄いことになるんですよね、、、、
重心位置の後ろって事は、感覚的には後ろが滑ると体ごと持っていかれます
振り返しや「おつり」貰おうもんならグワングワンです、、、
払ったカネよりおつりの方が多いだろ、、、ってな勢いです(笑)
この感覚の国産車、他には無いですよー
是非、試乗してみてくださいませ、オススメです!!
気になるのが、「この味が何年、何万キロ持つか?」って事ですねぇ~
山坂道に持ち込んでないから、良さそうな予感ですが(笑)
FRスポーツモデルを基本に忠実に設計すると着座位置はホイールベースの中心
ユーノス-ロードスター、S2000、Z33、FD3S、BMW(Zシリーズを除く)等です
つまり車両重心位置に着座位置を持ってきます、
ドライバーを重心位置に座らせる事で車のヨーの動きを掴みやすくしています。
ステアリングを切ると自分を中心に車が自転するフロントが入ってリアがちょっと出るアノ感覚です。
世に出ているハンドリングが良いと言われる車は、ほとんどが前後重量バランスがほぼ、50:50 着座位置=重心位置の設計になってます
最近だとトランクションとハンドリングを考えてちょっとリアヘビー気味が流行ですね、、、
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
全般ランキング