「オーディオ バリオ」とは、、、
「バリオ」はグライダーに取り付けられた昇降計の通称です。
要は上昇、降下の速度を表す計器です。
この上昇(降下)率に合わせて音が出るのが「オーディオ バリオ」です
この計器、とっても便利なんです♪
音を聴けば、イチイチ計器を見なくても昇降率を判断できるスグレモノ
先日フライトはこの計器に助けられました。
朝夕が涼しく日射が強い、南東より風
先週に引き続き上昇気流が出る好条件♪
「今日は条件良いから2時間は降りてきちゃダメだよ~」
ってプレッシャーを掛けられ、単座機のジュニアで飛び立ち山に向かいます。
狙うのは2時間滞空記録ですね、、、
曳航機と別れ、風向きを考えてめぼしい山の斜面に沿って飛ぶと数ヶ所に上昇気流を発見♪
斜面上昇気流は風が山の斜面を吹き上がって発生するので安定しているので滞空記録狙いなら最適です
斜面上昇風のありかを覚えてから、高度を上げて他の空域に行ってみると、、、
だんだん気流が荒れて、機体が揺すられ始める、、
今まで「ぶ~っ」と不満そうな音を出していたオーディオバリオが、嬉しそうに「ピヨピヨピヨっ♪」っとハイトーンの音色で歌い出し
大気速度計と昇降計の針がハネ上がる!!
ここぞとばかりにフルにエルロンを押し込みラダーを蹴って機体を一気にバンクさせて急旋回に放り込む
一発でサーマル(熱上昇気流)を捉えて トンビの様にくるくるとサーマルの中で旋回
バンク角を調整して、オーディオバリオがより高い声で歌う上昇気流の強い位置に旋回中心を寄せて750m程まで上昇♪
750mから上には上昇気流が届いていないようで急に上昇が鈍り
オーディオバリオも「ピヨピヨ、、ピ~ ぱぷぅ~」ってトーンダウン
歌うのを止めてしまい 打ち止め状態、、、
こんな具合に、増やした高度で山を飛び回り、色々な場所の上昇気流を乗り継ぎながら滞空記録をのばします。
まぁ良く似たシステムは、「カジノ遊び」か「パチンコ&スロット」か、、、
「種銭増やして色々遊びましょ」って訳で(笑)
さて、1時間も飛ぶと行ける範囲の空域も一巡して オイシイ場所も見えてくる、
やっぱりオイシイ場所にはみんな集まってくる訳でぇ、、、
旋回してサーマルに乗っていると何やら小さいのが一緒に飛んでます
よ~く見ると、トンビがたくさん飛んでます
しかもチラチラとこっちを見てる(笑)
「すみません、先輩方、お邪魔させていただきます!!」
トンビや他のグライダーと一緒にソアリングを楽しんでいると、
「そろそろ降りていいよ~♪」
と無線でお呼び出し、
調子に乗って遊びまわって2時間46分!!
2時間以上滞空を達成したので、次のチャンスには5時間滞空を狙います!!
お弁当と水筒を準備しなきゃ♪