スピン挙動の確認

スピン挙動の確認

今日は夕方から天気が崩れる予報
12時から練習開始
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今回はUnknown対策とスピンの確認

「スピン(錐揉み)中はエルロンが効かない」って言われてますが
スピン中にエルロンを使うとスピン挙動が変化します。

スピン方向に対して逆にエルロンを使うとスピンを止める方向に作用して
スピン方向にエルロンを使うとスピン中のピッチング変化が無くなるって話なので実験したところ

通常のスピンは
スピンを観察すると 片翼失速から機首を落としながら自転が始まり
ピッチを上下させながら自転降下していきます、

エルロンを使ったスピンだと
自転降下中のピッチングが収まり安定した自転降下になります。
リカバリーはエルロンを戻す事が加わるだけでその他は通常操作
リカバリータイミングも同じ

「スピン中はエルロンが効かない」は語り継がれた間違った情報ですね

まぁ、考えてみれば当たり前
グライダーの翼は基本的にはテーパー翼で失速は翼根後縁から始まり翼端前縁方向へ剥離エリアが広がっていくので
エルロンが効かなくなるのはAoAがかなり深くなってから
プロペラ後流が無いグライダーではエレベーター操縦力が大きく無いので
エルロンが完全に剥離域には入らないのでエルロンの操縦力は確保されています。
実際にスピン&スナップロール中にエルロンの操舵力が残っているので≒操縦力は確保されています

唯一の例外は「フラットスピン」に入った場合
コレはスナップロールのUnloadが遅れた場合にスピン軸に対して重心がオフセットされているので自転慣性力によるベクトルがピッチUPに作用してAoAが増加して失速域が広がり
完全に操縦不能になります。
この時のフィーリングは3舵全ての操舵力が失われてスカスカの状態です

リカバリーは自転慣性力が失われるまで待つ事
まぁ、軽く300mは操舵不能でクルクル回りながら落ちていきます。

今日の練習(≒実験)でスピンの理解が少し深まりました♪
実験してみたスピン挙動です

スピン中に旋回方向にフルエルロンを使うとスピン角速度が向上してます

スピン中のピッチ変化抑制は1旋転目は効果が薄く
2旋転目にかけてピッチが安定してくるようです

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