AK-12 MARCH 【フロントスタビライザー換装の効果は?】

AK-12 MARCH 【フロントスタビライザー換装の効果は?】

今日は大先輩からお誘いを頂きツーリング
コースは伊豆箱根方面で気の向くまま
走らせた感覚を記録するための備忘録も兼ねてます

朝0930頃に伊勢原から出発して
金太郎道路〜
長尾峠(裏&面)〜
芦ノ湖スカイライン〜
箱根峠〜
十国峠〜
函南〜
韮山〜
西伊豆〜
西伊豆スカイライン〜
大田子海岸で日没
石廊崎〜
下田〜
伊豆高原〜
天城峠〜
伊豆スカイライン〜
十国峠〜
箱根峠〜
小涌園前〜
大平台〜
大磯〜
伊勢原

つまり、、、
箱根経由で伊豆半島一周ツーリング
ワインディング500kmを一気に走る旅

先日マーチ君は仕様変更していて
フロントスタビライザーをYK12(1.5L)&12SR用(2mm太い純正流用強化)に交換してロール剛性を補完
これで基本となるバウンス&ロールのバネ系の設定が事前計算仕様に設定完了
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大先輩からの評価レポートは
「フロントロールが減ってメチャクチャ乗りやすい!」
って好感触

「オーナードライバー&お金出した人」だからGr-Aターボ係数1.6で割り戻して
評価レポートを「走りやすくなった」に下方修正(笑)
あくまでも冷静にイキますよぉ〜

で待ち合わせ場所に現れた
「乗れるラジコン」のマーチ君

走ってくる姿がかなり変化していて
停車寸前の30km/h以下の極低速でも
路面のアンジュレーションを受けて「自然に」ピッチングしている!
減衰力を下げて脚が良く動いているから好印象

最初はナビシートで動きを見ていると
バウンス系は当初の設定通り
フロント<リアの動きをで少しだけリアが硬いけど
激変したのがフロントの動き
(スタビライザー換装したんだから当たり前)

フロントサスペンションがしなやか、、、

フロントのバネ系設定による「ロール剛性不足」のツケを
フロントダンパー減衰力に回していた仕様から
フロントスタビライザーを強化してバネ系で支える正しい姿になり
ツケを回されて過減衰セッティングで頑張っていたフロントダンパーを適正減衰力に戻したので

不要な過減衰力で抑え込まない状態になり
初見の自然なピッチングが表れたんですね〜

前後平均バネ上固有振動数は1.7Hzで前後バネ上固有振動数差は+0.2Hz
「スタビリティ重視の右上」
だから市販スポーツカーより少しだけ硬質な乗り味だけど完璧なノーマル延長線上

街乗り性能は必要十分!

箱根入りして驚いたのが
曲がる曲がる。
メチャクチャ曲がる
強めに曲げて4輪滑らせてもド安定で曲がる
エンジンパワーが全く足りないぐらい曲がる
旋回中にピッチングを使って曲げ直しも自由自在

「曲がりの良さ」に霞んじゃうんだけど
オープンデフなのに
あり得ないくらいトラクション掛かってる!

1ton&80馬力位だから
「完全に手の内に収まる性能」
ってより完全にシャシー勝ちの軽量アンダーパワー車だから
トラクションは楽なんだけどね

箱根入りしてから
チョイチョイお借りして仕上がり確認
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曲がりの良さはナビシートで確認済み
深くストロークした時にちょっとだけリアの伸びが速く感じるから
リアの減衰力を1/32クリック高めてもらって走らせる
リアを落ち着かせてスタビリティをもう少し増やしてみる

スタビリティに振って芦ノ湖スカイラインを走らせると
違和感無しで走らせ易い
直進安定性が良いから
ステアリングに手を添える程度で安定して真っ直ぐ走れる
安定した直進状態からピッチング&ステアリング入力でバランスを崩して旋回姿勢に入れる走らせ方だから全く疲れない

オーバーバランスになっているS2000の対に位置する特性ですね

箱根から一度山を降りて西伊豆の海岸線にでると
リアの減衰力を高めたのはハズレ
確かにスタビリティは向上するけど
乗り心地悪化による完成度への影響が無視出来ない、、、

フロント減衰力UPも試したけど
回頭性との引き換えに
乗り心地が損なわれる

大先輩参りました
流石はオーナードライバー
減衰力セッティングは絶妙な一点を捕まえてます。

フロントの素直な動きはパーシャルでステアリングを左右に振ると良く表れて
ステアリング入力→ステアリングブレーキによる僅かなノーズダイブとロール
→タメを感じる穏やかなヨー立ち上がり

左右切り返しでリアを軸足にしてピッチ、ロール&ヨーの連続変化で横8の字運動が見えますね。

帰り道の伊豆スカイラインを走らせると
峠道の下りで感じていた「マーチなのに高速寄りの脚」って感覚が確信に変わる

峠の下りで2速より3速の速度域が扱い易い感覚だったんだよねぇ

伊豆スカイラインで3〜4速の速度域がベストマッチ
5速はストレートで使う休憩用
3速パワーバンド維持での減速旋回からスッとパワーONした時のトラクション感覚が良い
「In側タイヤがホイールスピンするorしない」なんて低次元な話じゃなくて
パワーONでペダルに吸い付くように何処にも逃げずにスッと前に出る感覚が凄い、、、

始めて電子制御スロットルの車が良く感じた。
確かに良いんだけど
心情的には釈然としないし
「負けた感」があって悔しい

伊豆半島をグルっと回っても体力的には楽勝
晩ごはんの後にもう一周したくなる程楽しく仕上がってます。

感想は
「こんなのマーチじゃない、、、(笑)」

仕上がりが良すぎて
この先の改善点が簡単には見つからない

サスペンション系は
予算を突っ込んで重いスプリングに交換すれば質感は良くなるけど
費用対効果はイマイチ

低予算で効果があるのは
リアスプリングのアッパーシートにスラストベアリング追加でリアの動きを良くする

まだまだ良くなるのは
ボディ系
シャシー下のトンネルブレースを追加して
モノコック中央部分の剛性を高めて
前後端にボディダンパー追加して質感とトラクション向上かなぁ

もう少し時間を掛けないと簡単にはダメな箇所が見えてこないです

今の状態でも完成度はかなり高く
R33 GT-R(大)
S2000 (中)
AK-12 マーチ(小)
3台での仕上がりは
小>大>中

AK-12 マーチが一番!
このままスタビライザーとセットで「スポーツサスペンションKit」として販売出来ちゃうレベルの仕上がり
S2000は吊るしポン付けでセッティング無しだからしょうがない

悲しいのは
R33 GT-R負けてます、、、

もちろん速い遅いってだけの判断ならR33 GT-Rが圧勝だけど
旋回姿勢、旋回の組み立て、扱い易さ、特性と挙動等を考えると
AK-12マーチの方が高レベルで整っていて乗りやすいです、、、

長いので動画は倍速処理してます(笑)

ピッチ→ロールの動きが自然で扱い易いし
トラクションもしっかり掛かるから快適です

ちゃんとセッティングすれば
乗り心地と運動性は両立可能ですね

とりあえず
先日S2000の仕様変更案は作ったので
次はAK-12 マーチ君のスタビライザー換装効果の確認を進めてみます!

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