冬の凪空

2012/12/16(日)
富士川滑空場で2週間ぶりのフライト
12月9日は富士川滑空場まで行ったものの、10m/sを超える南西風が吹きフライトは中止
お昼過ぎまで格納庫のお掃除をして撤収、
箱根をドライブして温泉に行ってチャンチャン♪ 久しぶりの地上の週末でした。

今週は高気圧どっぷりの快晴!! だけど渦度天気図を見ても下降流の安定域、Blip Mapをみるとサーマルの上限は2500feet(650m)程度
アクロ最高♪のお天気ですが富士川滑空場にFOXは無し、、、

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今日の曳航機パイロットはREDFOXチームオーナーのKさん
いっちょ600mまでよろしくお願いします!!

まぁ、行ったからにはとりあえず自分の乗る単座機を組んでみますが
上昇気流頼りのソアリングには絶望的なコンディション、
日射だけは良く最高気温18度の”冬のバカ天気”なので夕方のアーベントテルミックに望みを託します。
アーベントテルミックとは、、、
比熱高い水や森林が昼間に熱を蓄えて、夕方気温が下がった時に上昇気流を発生する現象
弱くほんのりと昇る上昇気流”0”粘りで滞空が出来る場合があります、

上昇気流が無いとマッタリとしたピクニック状態ですね、、、
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単座機2機とも地上待機、、、
外で飲む珈琲っで美味しいですよね♪

日が陰るちょっと前にPW-5で離陸しましたが、コトリとも揺れない凪の空
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バリオ(昇降計)が壊れたかと思うほどのド安定の大気状態
ここまで静穏大気だと上昇気流が無くても滑るように飛ぶ翼に身体を預ける感覚が心地良いです、、、

高度が無くなったのでパターンに入って無縁を入れたら、何やらASK-21が離陸準備中
少々タイミングが悪かったようで、ピストからのアドバイスは「状況によっては、ロングして」との事
(ASK-21と曳航機のカブを飛び越えて滑走路の中央付近で着陸)
とりあえず、どうにでも着陸できるようにファイナルまで高度を高めに温存、
離陸が間に合わなかったら滑走路中央付近に接地、
離陸が間に合えば、ファイナルでダイブブレーキ全開、必要ならフォワードスリップ(機体をわざと滑らせて抵抗を増やす操縦方法)で高度処理
ってプランでアプローチ
まぁ曳航機パイロットはKさんだから、ドウにかしちゃうでしょ

ファイナルに入ったところでASK-21が離陸して滑走路が空いたので、ダイブ全開&フォワードスリップ少々で
一気に高度処理して着陸
飛行時間は18分少々の完全消化試合でした(笑)
こんな凪の空ならASK-21で誰かと一緒に飛んだ方がよかったかなぁ、、、

この凪の空のチャンスを生かして、入会から1年目のMさんが初単独飛行達成♪
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発航回数71回でソロ達成 離陸、着陸も安定していたので、すぐに単座機に移行して楽に乗りこなすでしょうね。