E36 M3 カーボンサンルーフ製作⑨ カーボンクロスライニング~クリアー塗装

クリアゲルコートが硬化したところでカーボンとグラスのライニングに入ります。

まずは材料の切り出し、
今回の主役のカーボンクロスをサンルーフの寸法に合わせてロールから切り出します

奮発して、より引っ張り強度の強いカーボンケブラーです、
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ケブラーは防弾チョッキに使われる有名な強化繊維、コレをカーボン繊維(炭化アクリル繊維)に織り込んでいる素材です。

カーボン部品は織り目を見せる部品なので切断時に崩さないように切断目にマスキングテープを貼って固定します。
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今回は幅1000mm x 650mm程に切断

ここでケブラーの実力を知ることに、、、
FRPのファイバーの切り出しは太刀鋏を使っていますが、、、

ケブラーが切れない!!

流石は防弾チョッキに使われるだけの事はありますね、、、
大きな鋏を使っていますが1ストロークで切り進められるのは5cmほど(泣)
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テープで「ホツレ止め」してなきゃバラバラにしちゃうトコでした。

次に、強度を出す部分のグラフファイバーのマットを切り出し、
これば大まかな寸法で千切ればOK

最後に内側表面のグラスクロスを切り出して準備完了、

クリアゲルコートにゴミが無い事を確認して、高透明度のポリエステル樹脂でカーボン・ケブラーをライニング
ココの仕上がりが部品表面に見える部分なので、イキナリの勝負ドコロです!!
目をそろえて崩さないように貼り、樹脂が染込み難いので含浸&脱泡は特に重点的に、

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無事にカーボンケブラーのライニング完了
塗装で逃げられない部品なので気の使い方はFRPの比じゃありませんね、、、、

ココが出来れば後はFRPと同じ(笑)
強度出しにマットを、表面仕上げにクロスをちゃっちゃと貼って
硬化待ち、、、、

早く確実に硬化させたいので即席の硬化室を作ります。
塗装した時に良く使うお勧めの方法です。
作業台の下を掃除してホコリを払って、、、
養生用の紙シートをぐるりと一周、
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中にヒートガンを放り込んで出来上がり

超適当かつイイカゲンな乾燥室ですが、温度が上がれば良いんです!!
注意点は
部品に直接ヒートガンの熱風を当てないコトと
時々、換気して有機溶剤のガス濃度を上げないこと(ヒートガンを種火にして引火しちゃうかもしれませんので)
必ず傍で見張って火事を出さないコト!!

失敗すると、プラスチック部品はどろどろに溶けるか、表面を焼いちゃう、、最悪の事態は消防車です(笑)

ナンチャッテ硬化室に放り込んだら、1時間ほどラジコン雑誌を読んで休憩
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十分に硬化したところでカーボンの発色を良くするために裏面をラッカーで黒く塗装
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いよいよ離型です。

周囲から少しずつスクレーパーを差し入れ、少しずつ浮かせて、、、

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ぱこっ♪

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離型バッチリです!! 

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離型材を水洗いで流し、サンダーで余計な耳を切り落してパネル形状に整形、

表面をペーパーで軽く磨いて面を整えて、

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表面保護の2液ウレタンクリアーを吹いて
90%完成です!

後はクリアーが硬化したら表面を磨き上げて部品完成です。


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