「お友達のお嬢さんの誕生日♪」って事で
レザークラフトで「小さなかばん」を作ってみました。
センスの無いタイラップがヘタなプレゼント買うより、面白いでしょ♪
誰にも知らせていませんので、予兆を感じさせすに侵攻する
「強襲揚陸型 お誕生日プレゼント」を使った奇襲作戦です!!(笑)
無事に作戦は成功したようなので、製作過程を、、、
材料と道具は我が家にあるので、、、
過去に作った型紙を発掘して、「成牛厚手のなめし革」に写して切り出し。
本体で3点 小部品2点 肩紐用の薄手の革で1点、
サクサクと切り出し、今回は刻印や絵柄無しのシンプルな作りなので、
イキナリ色染め、
茶黄と茶、どっちがいいかなぁ~!?
あんまり軽い色だと素材感が損なわれるからなぁ、、、
って事で「茶」に決定!!
アルコール系の染料なので、少々の水で薄めて、数回に分けて革に吸わせて染めていきます。
ちょっとだけ遊びで濃淡を付けてみたり、、、
うーん、、、流石は革の染料、、、タイラップの指も染まっていきます(笑)
好みの濃さに染めたら、十分に乾燥させるために、一晩放置、、、。
朝になると水分が蒸発して色が少し薄くなります
色染めが終わったところで、
かばんを組み立てる(編み上げる)為の穴をポンチで開けていきます。
最初の切り出しの際に一緒に開けないのは、色染めの際の水分で革が縮むので、
染めた後の方が簡単です。
型紙から穴位置を出して、ポンチと木槌で「ドカドカっ!!」とピアシング、
電気ペンで、表面を焦がして簡単な模様を入れます。
(今回は象の鼻と耳♪)
染めた色が落ちないように、色止めを塗布します。
満遍なく全体に塗布して完了
ここで表面処理を十分に乾燥させるために、一晩放置、、、
翌日、
革の裏側の毛羽を押さえる為の樹脂をしみこませて、裏面の処理、
これは、歯ブラシを使って「ゴシゴシゴシっ」と摺りこんでいきます。
裏面処理も終わったところで、部品単位の加工です。
肩紐を部分的に3本に切って、飾りの編み込み
ここで、問題発生!!
妄想設計図までは良かったけど、、、タイラップは「三つ編み」を知らない、、、
このままじゃ進まないので、タイラップ母に外注に出します。「ガリガリ君3本」で契約成立です♪
「アウトソーシング」ってヤツですよ!!
もちろん「教えてくれっ」と詰め寄りましたが
(ガリガリ君3本をケチった訳ではありません)
「イロイロ編んでいるうちに、突然出来るのよねぇ、、、」、、、って
作っておきながら良く理解してないのかい!!orz
しばらく手元を見ていると、、、一向に編み上がる様子が無い、、、ダイジョウブカ??
「外注の納品待ち」の間に他の部品の端末処理を進めます
端っこの毛羽を押さえるために蝋を塗って磨きます
そんな、作業をしているうちに、ヒョイと編みあがった肩紐が納品、
「やっぱり良く判らなかった、、、」とのコメント、、、
理解しないで物が創れるって、神が降臨?魔が憑依?? 計り知れない母親だ、、、
(たぶん魔の方でしょう、、、)
固定用のカシメ金具を選んで、3日目の作業完了♪
部品完成ってトコですね~
最終日、組み立て、
昨日までで部品単位で完成したので、一気に組み上げて完成です
最初に横の部分を接着して、、、
かばんの本体の3部品、前面、後面、底面を革紐で編み上げていきます。
もちろん革が張っているので、5コマほど通したら、革紐を絞って形を作っていきます。
ここで絞りが甘いと部品の合いにスキマが出来たり、型崩れしやすくなるので思いっきり絞ります。
この工程で結構姿が見えてくるので一気に面白くなります♪
外周を編んでかばんの形を作り、
かばんのフタに象をカシメ金具で取り付け、、、
ちょうど眼の部分をカシメ金具にして取り付けます。
ポンチで穴を開けて金具を「ごんっ☆」と木槌でカシメて完成♪
続けて肩紐の取り付け、
かばんの端に金具を取り付け、肩紐を通すと、、、
設定する長さがワカラナイ、、、、
うーん、、、どうしよう!?
驚かせるつもりでナイショで作っているから、聞く訳にもいかないし、、、
こうなったら!!
「その辺りを歩いている子供捕まえて、いきなりメジャーで採寸!!」作戦
ムリムリ、変質者扱いされて逮捕だよ、、、
こうなったら、ブログの写真で目星を付けて勘に一発勝負です!!
「とりあえずの寸法」で形にして納品後、ダメ再調整って方針にします。
最後にかばんのフタ留めに象の鼻を通すバンドを取り付けて、、、
組み立て完了
仕上げの保護&艶出しにラッカークリアを塗装して、、、全工程完了♪
久しぶりに作ったにしては、ナカナカの出来栄えです♪
面白かったぁ~
これで、喜んで長く使っていただければ幸せです♪