先日から仕様変更を考えている
DA17V スズキ エブリィ 2WD TURBO キャンパーのサスペンション変更
車両の軸重を頂きました
架装後の重量を車検証重量で確認すると
フロント 430kg→500kg
リア 420kg→620kg
合計 850kg→1120kg
予想通り前後重量バランスが逆転して
車両重量は270kgも増加してます。
計算条件は
フロントシートに2名搭乗
燃料満タン、油脂類標準
車検証重量に人を乗せた状態です。
現状でのオーナーのインプレッションは
「足は商用車で硬めなんでふらつきやロールはあまりないんだけど、
とにかく素直に曲がらない、素直に真っすぐ走らない。」
との事
現状でのバネ上固有振動数を確認すると
フロント 1.59Hz
リア 1.54Hz
で僅かにフロント勝ちの不安定、
計算条件は2名乗車なので1名乗車だと更に不安定方向に変化します。
車両重量と前後車高バランスを考えると
標準車の最大積載量350kgに対して架装で270kg積載で車高変化が大きい(リア下り)
この2点が不安定感の原因と考えています。
で、、、
ザクザクと計算を進めて
キャンパー仕様のセッティングマップを作って眺めて変更案を考えました
【Step 1】
ブリッツの車高調整サスペンションkitを仕様変更して
「最低限の走行安定性を確保する」って事を目標とする
キャンパー架装により増加した重量で低下したリアのバネ上固有振動数を修正するために
フロント5kgfmm リア4kgfmmのブリッツのサスペンションkitのフロントスプリングを組み換えで
前後バネ上固有振動数バランスをリア勝ちに修正します。
コレで一度走らせていて頂いて
OKもしくはもっと安定性が欲しいかを調べます。
追い積みの手荷物を考えるともう少しリアのスプリングレートが欲しいかな、、、
【Step 2】
Step 1での走行後判断でより安定性が欲しいならば
リアスプリングをTEINの5kgfmmに変更します。
まずは基本となるStep 1仕様を作ってから先を考えていきたいと思います。
Step 1に必要な部品は
ブリッツの車高調整サスペンションkit
ID62→65変換スペーサー
フロントスプリング
スラストベアリングset
ラテラルロッド
部品代合計は15〜16万円
って感じです。
乗り心地的には「当たりが柔らかい複筒式」のTEINが好ましいですが
問題になるのがフロントスプリング
ID70って特殊なサイズでレートと自由長があまり設定されていないから
狙ったセッティングが作れない
「絶対にTEINが欲しい」って話なら
ベステックスに特注で巻いてもらうって力技もありますが
たぶんスプリング2本で3.5万を超えます
もう一つの提案としては
ノーマルダンパー&スプリングを可能な限り使って費用を下げる方法で
Step 2で使うTEINのリアスプリング&スペーサーを先に購入して
リアスプリングだけを交換
って方法もあります。
リアスプリングだけ交換でOK判断になればかなりお安くなりますが
ダンパー減衰力とのバランスが読めないのでStep1に戻るリスクはあります。
さて先生! 如何がいたしましょう!?
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村